にきびはとても一般的で、多くの人が一度はその影響を受けるでしょう。時 に肌に傷跡を残す場合があり、さらに精神的な苦痛などに至る可能性もあり ますので、常に深刻に受け止めるべきです。
にきびは肌の皮脂腺の入り口が 詰まることで起こります。これは思春期の間、皮脂腺の大きさがホルモンの 影響で変わるために、自然に起こります。時には薬や化粧品、日焼け止め薬 などの製品がさらに悪化させ、にきびの原因となります。また、にきびは人 から人へは感染しません。ホルモンの影響により女性の場合、生理中に悪化 することがあります。運動や高温による過度の発汗は、時に背中や肩、胸部 のにきびの原因となります。
一般的に影響を及ぼすと信じられていますが、必ずしもそうとは限らないこ ともあります。
良い食生活が影響する?:チョコレート、乳製品、シトラス系 の果物、飴やソフトドリンクが治療などに関係するという証拠はありません 。
不清潔が原因となる?:間違いです。実際、過度の洗浄は悪化する可能性が あります。1日2回朝夕に肌を洗うのが最良です。
日光に当たることが利点と なる?:人によっては日光へ当たることが限定的に有益なことがありますが、 ほとんどの場合、日光への肌の露出のリスクはその利点をまさります。
思春 期だけの病気?:残念ながら20~40代の多くの人が悩まされ続け、医学的な治 療を必要とします。
にきびは見えやすく、特に思春期には、にきびを原因とする自信の喪失が問 題になります。効果のある治療は、肌をできるだけ正常化し、これらの精神 的要因を少なくします。
治療: にきびは軽度のものから重度のものまで様々です。医師による診断は種類に より最適な治療のアドバイスをします。軽度のものは過酸化ベンゾイルクリ ームやローションを1日1,2回使用する簡単な方法です。中程度のものは、通 常処方箋が必要となる飲み薬と肌への塗り薬の両方を必要とします。重度の にきびは通常、経口抗生物質が必要となります。他にも重度のにきびの治療 で効果的なものがビタミンAの一種、イソトレチノインという経口薬です。 適切な監視下における治療で、多くの場合、重度のきびも治癒できます。こ の治療には副作用があり、皮膚科医の処方箋を通してのみ可能です。
もし、にきびで悩んでいるのでしたら、適切なアドバイスと治療を施す医師 の診察を受けましょう。