一時就労ビザ(457)は、2018年3月 に停止され、新しいテンポラリースポンサービザへと移行されました。
新しいビザは、テンポラリースキルショーテージ(TSS)ビザと呼ばれています。TSSビザには2種類あり、短期間のビザは最長で2 年間、中期のビザは最長で4年間有効で す。
短期間のものは企業が、適切なオー ストラリア人労働者を見つけられない場合、一時的に外国人労働者でその人材 不足をカバーするために作られています。 中期的ビザは、より専門的な職業におい て労働者が見つからない場合に対処するために作られています。短期TSSビザ(STSOL職業)の第一次応募者の申請手数料は1,150ドル、中期TSSビザ(MLTSSL職業)の申請料は2,400ドル となっています。
英語の審査は以前と同様で、IELTS(または同等のテスト)スコアは5、各セクションで最低4.5です。また、オーストラリア国内での申請には新しい 制限があり、短期ビザ申請の場合、連続 して2回までしかビザを取得できません。すでに2回ビザを取得している場合は、オー ストラリアを出て、オーストラリア国外から申請しなければいけません。また、短期ビザ申請にはビザ取得目的を明記する GTE要件も必要になります。オーストラリア滞在が4年未満の人は必要ありませんが、すでに4年以上滞在している場合は申請の際、その理由の説明を提出する必要があり、またビザが終了したときに自国 に戻るよう計画しなければいけません。
以前は、学問的資格を持った457ビザ申請 者は就労経験なしで仕事に応募すること ができましたが、新しいTSSビザでは、申 請前の5年間のうち2年間のフルタイム (またはパートタイム相当)の職務経験が 必要です。これにより学生ビザ保有者 は、卒業直後に就労ビザを申請すること が困難になります。
移民局はビザの処理時間を短縮しよう としており、申請者は申請日から2日以内 にすべての主な書類とスポンサーを提出 する必要があります。また申請書は追加 の書類を要求しないで拒否されることが あります。そのため申請の際は、計画的に 余裕を持って行う必要があります。