５月２５日～２８日に行われたGBR MASTERS GAMES の柔道部門に日本人選手が参加するとのことで会場となるCairns Northern Beaches Judo Clubへ取材に行ってきました。

当日取材に応じてくれたのは山中さん、濱島さんのお二人。山中さんは大阪牧方市からの初来豪。今回のGBR MASTERS GAMESが初の海外試合と言うことでとても気合いが入っていらっしゃいました。また濱島さんはブリスベンのクイーンズランド大学にて学生兼コーチをされていて今回GBR MASTERS GAMESには初参戦。

お二人に今回のGBR MASTERS GAME 2017に参加された経緯をお伺いしたところ、濱嶋さんのお母さん“濱嶋まゆみさん”がQLD柔道連盟でコーディネーターをされており、GBR MASTERS Event Organisersより、日本からの形セミナー指導者招待依頼と参加者を集めてほしいとの依頼があり、日本の各道場に声を掛けたところ大阪、兵庫、和歌山、ケアンズから8人の参加者が集まったそうです。

Event Organiserと濱嶋まゆみさんは、２年前に行われたQLD柔道連盟主催のBAMAGA JUDO JAPAN TRIP時に知り合われ、現在もAustralia各地での試合などでよく会われており、今回の日本人選手の誘致に繋がったそうです。　

GBR MASTERS GAMES の柔道部門の参観人数は大人と子供を合わせて約１００人ほど。日本人参加者の中には大阪国際柔道友好会（KIWI CLUB OSAKA）に出場経験がある有段者もおり、対オージーとの試合で勝利を収めメダル獲得をされました。

また大会当日には今回の来豪目的の１つ、形の講習を金丸明人6段、金丸泰章2段のお二人がオーストラリア人に指導して披露しました。

～参加者一覧～

・金丸明人(かねまるあきひと)6段53歳
所属:関西レコードマネジメント
・金丸泰章(かねまるやすあき)2段26歳
所属:京阪ビルテクノサービス
・山中一成(やまなかかづなり)初段31歳
所属:京阪電気鉄道株式会社
・濱嶋めぐみ(はましまめぐみ)3段24歳
所属:クイーンズランド大学
・松原猛真(まつばらたけまさ)3段34歳
所属:和歌山柔栄会
・片山 義浩(かたやま よしひろ)2段 37歳
所属:大新柔道会
・末広 聖(すえひろ あきら)2段 24歳
所属:大新柔道会
・半田 一真(はんだ かずま)初段 20歳
所属:大新柔道会

～試合結果～
山中、マスターズ-66kgで1位
松原、マスターズ-81kgで1位、寝技で1位
片山、マスターズ-73kgで1位
マスターズ団体で2位

濱嶋、女子オープンで1位

末広、オープン-73kgで1位
樋口、オープン-81kgで1位
金丸、オープン-81kgで2位
半田、オープン-81kgで3位

試合中にはオージーのパワーに圧倒される場面がたくさんありましたが、日本チームはそれを補う技術があり結果、沢山のメダルを獲得されました。オーストラリアではまだまだ柔道はマイナーなスポーツのため、日本の武道としてオーストラリア人に伝えて行きたい、そして今後もっとオーストラリアでも柔道が人気になればいいなと思いますとインタビューの中で山中さんは仰られていました。

現地のみなさんからの温かい歓迎で日本からのグループは、とても有意義で楽しいひと時を送られ、オーストラリアと日本の友好を深められたようです。２年後のGBR MASTERSにも是非参加したいとの声も出ています。