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クジラと泳ぐ日まで

くじらからのメッセージは意外な形で。

2009年03月28日

くじらと泳ぐというなんとも素敵な企画に恋をした私。

私がくじらを初めて見たのは1年半前のこと。

ケアンズを南下したゴールドコーストの沖合いでした。

7月始め頃からゴールドコーストでは北上するくじらの姿を見ることが出来ます。

ゴールドコーストのハイライズからは沖で潮を吹く姿が見えることがあるそうです。

7月から9月くらいまでくじらを見るツアーが催行されます。

移動するくじらの群れの近くまで船を寄せて辛抱強くその姿が水面に見えるのを待つのです。

沖のスポットに着くまで20分ほどの移動中、幸運にもイルカ達がまるで伴走するかのように

水面から弧を描くように飛び上がりました。

なんだか良い予感です。

その日はあいにくの強風のため船が大きく揺れましたが

船酔いも気にならないほど夢中になって水面を見つめていました。

しかし10分経ち、やがて20分過ぎてもくじらの姿は見えません。

船の揺れで頭の中がくらくらしてきそうなその時・・・

ブオオオオオオオーン、バーン。

いきなり目の前で小型船ほどの大きさのくじらが宙に舞ったのです。

大きな体を少しねじるような格好のくじら。やがて

ゴオオオオンバシャーン

巨大な水しぶきを残して再び海中に消えていきました。

腰を抜かす、というのは本当です。

突然現れたくじらの一瞬のパフォーマンスで私はすっかり吹き飛びました。

そしてツアーガイドの方が教えてくれたように

くじらに声援を送るとくじらは嬉しくなって近寄ってきてくれるというのは本当なのだと

思えたのは、興奮したツアー客が思い思いに波間に向けて歓声をあげると

船のすぐ真横まで寄ってくることが何度もありました。

また前方に集中していると背後で大きな水しぶきが上がり

慌てて振り返ると大きなブーメラン型の尾が海面に吸い込まれていくところで

度肝を抜かれることもしばしば。

そしてくじらが現れる一瞬の出来事が

時折スローモーションのように感じられるような不思議な体験でした。

想像を遥かに超える大きな、そしてダイナミックなジャンプ。

私はこの圧倒的な海の存在にすっかり心を奪われ呆然と立ちつくしました。

船の周辺には何頭ものくじらがいるようで

時折水しぶきがくしゃみのように上がっては

消えていきました。

その当時まさか自分がこのくじらと泳ぐプロジェクトに参加することすら

想像がつきませんでした。

Kiyomi Mackay

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

kiyomikiyomi
マッカイ清美 東京都調布市出身 日本でナレーターを経てテレビレポーターに転進。 民放各局クイズ番組レポーター、スポーツキャスター、ダイビングレポーター、 ワイドショーリポーター、コンベンション・婚礼司会業、話し方教室等を主宰。 2000年にオーストラリアに本格的に移住。 2001年から2006年までの5年間ケアンズJTB及び TPOCEANIAにてツアーガイドを経験。 現在、英国人の夫とオーストラリア生まれの娘と3人でゴールドコーストに在住。 2008年、ライフコーチ、自己啓発関連のビジネスを起業し 人々が幸せで自由で豊かになるための智恵を広めるための 事業を展開中。 またかねてからスピリチュアルなヒーリングに関するテーマにも 興味が深く、人の心のブレークスルーや気づきをライフワークにしています。 オーストラリアを軸に世界中を旅をしながら自己啓発に関する執筆活動を進めています。
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