ケアンズ高原ってどんな所?
ケアンズから車で1時間ちょっとの別世界
ケアンズというと、グレートバリアリーフ・海というイメージが強いけど、ちょっと車で走ると高原地帯が広がります。
昔はジャングルだったというこの土地を、1800年代の終わり頃から開拓者たちが切り拓いて林業や酪農を営み始めました。人家もまばら。牛や馬が草を食むのどかーな景色は、ドライブにももってこい。
グルメに嬉しい豊かな食の産地。
大昔は火山地帯だっただけに、肥沃な大地では、トロピカルフルーツの他、とうもろこし、アボガド、じゃがいも他様々な野菜が収穫されています。
実はマカデミアナッツもここの特産。(ハワイに輸出したら、マカデミアナッツという名で大々的に売られ始めたそう)。
金・土・日にケアンズシティ(Grafton St)で開かれているラスティバザーでは、ケアンズ高原産の農作物もたくさん売っています。
また、酪農地だけに、地元産の乳製品も美味!(ケアンズのスーパでも見かけるMungali製やDairy Farmers 製はケアンズ高原のもの)。
マンガリフォールスにあるチーズファクトリーは、小さいけれど、カフェも併設していてボリュームたっぷりのチーズケーキなどを楽しめます。
あと、地元フルーツを使ったワインやリキュールを製造するワイナリー、Nerada Teaを作る大きな紅茶園、更にコーヒーは国内のコーヒー産出量の8割近くを占めるなど、飲み物もバラエティに富んでいます。
だから、お店やレストランは少ないけど、たいがい新鮮で美味しいものを楽しめますね。つい最近、チョコレートファクトリーなんてアトラクションもでき、観光客には結構楽しくなってきました。
森林浴もできます!
レイクバリーンは、遊覧船や湖畔のカフェレストランが人気ですが、湖の周りの熱帯雨林の散策道で森林浴するのもお勧め。
他には、ヤンガバラに近いカーテンフィグツリー(通称絞め殺しの木)は、一見の価値あり!(左の写真。すごくないですか?)
クレーター跡にも壮大な散策ルートが巡らされています。
アクセス方法
車:日本と同じ左側通行なので、違和感なくドライブできると思います
高原行きバスの情報はこちら(ただし、観光用ではないので目的地に行くだけです)
ツアー
- どきどきツアーズ:元祖動物体験ツアー。かものはしやワラビーなど、動物との出会いをケアンズ高原方面の景色とともに楽しめます。
- ジェイさんの日本語ツアー:日本語ペラペラの経験豊かなガイドと行くケアンズ定番の夜行性動物を探しにいくツアー。
- トゥルーブルーツアーズ:楽しい&美味しい高原巡りツアー。水戸育ちの日本語堪能オージーガイド、シェーンさんと行くアットホームなツアー。
お立寄りスポット
- レインフォレステーション:ヤリ投げやペインティングなどのアボリジニ文化、熱帯雨林を駆け抜ける六輪駆動アーミーダック、ワイルドライフパークなどの総合テーマパーク
- ティーチャムクリーク・コーヒーファーム:コーヒーファーマーのマリオさんがコーヒー豆の生育、焙煎、製品になるまでを説明してくれる。園内カフェでコーヒーやケーキも。
- デブルーイー・ブティックワイン:マンゴー、ライチー、マルベリーなど、地元のフルーツを使って作るワインをテイスティングできるワイナリー。マンゴー果樹園の中にある。
- グラネット渓谷:巨岩が並ぶ敷地内には散策道がある他、野性のロックワラビーが棲息していて餌付けができます
- カーテンフィグツリー:寄生した跡に親木を絞め殺してしまう「絞め殺しのイチジク」カーテン状に垂れた巨大な枝は一見の価値あり。
- ミラミラ展望台:アサートン高原地帯の壮観な眺めを楽しめます
ケアンズ高原へのドライブルート
Route 1 |
Route 2 | Route 3 | ||
ケアンズより国道1号線を北上。キュランダ方面へ向かい、ケネディハイウェイ(Kuranda Range)を通る方法 【所要時間の目安】 |
ケアンズより国道1号線を南下。ゴードンベールへ向かい、ギリースハイウェイ(Gillies Hwy)を通りレイクバリーンに入る方法 【所要時間の目安】 |
ケアンズより国道1号線を南下。イニスフェイルへ向かい、パーマストンハイウェイ(Parmerston Hwy)を通りミラミラに入る方法 【所要時間の目安】 |
キュランダ Kuranda (標高380m)日帰り観光地として人気の熱帯雨林に囲まれた村。
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2.マリーバ Mareeba (標高417m)乾いた気候を利用したアクティビティが豊富。 |
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3.トルガ Tolga (標高760m)林業で栄えた町。アーティスティックな木工品をぜひ手に入れたい。 アボリジニ語で赤土という意味のトルガ。ポートダグラスとハーバートンのスズ鉱山を結ぶ線上にあり、中国人の野菜市場やピーナッツ農業の中心に。昔は木材がよく採れ、現在も木工品が有名です。トルガウッドワークスでは地元作家による木工品展示販売。カフェも併設
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4.キライ Kairi (標高710m)陶芸家が好んで住む村。 開拓が始まったのはテーブルランドでも古く、1885年のことです。酪農を推奨する州政府の用意した州営ファーム地として記録されました。今は陶芸家が多く住むことで知られています。
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5.アサートン Atherton (標高750〜830m)高原の中心地。スーパー、観光情報センターあり。 昔ながらの建物も多く残っています。ケアンズ周辺の村々が鉱山や金によって栄えたのに対し、この村はレッドシダー(杉)の製材で栄えました。クリスタルケイブスでは世界中から集めた、巨大な鉱物のミュージアム。地球の神秘に触れることができます。
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6.ヤンガバラ Yungaburra (標高760m)タイムトリップしたような文化財指定村。 海岸沿いから西部のスズの鉱山を目指す労働者や開拓民の休憩地として1880年代から発達し、1910年に鉄道が通ったことで更に大きくなります。
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7.マランダ Malanda (標高730m)酪農で栄えるのどかな村。 1912年頃、酪農業が急速に発展。1921年にできたバター工場は、現在も乳製品を製造し続け、ダーウィン、香港までと、世界一供給先範囲の広い工場となっています。チーズは日本へも輸出されています。1950年に660軒あった酪農家は今は200軒とその数が減り続けています。周辺にいる黒と白の乳牛はフリージアンとホルスタイン種で、元はドイツ北部のものです。
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8.ハーバートン Herberton (標高900m)錫産業でかつて栄えた歴史ある村。 1875年、探検家Mulliganがここでスズが採れることを発見し、続いて1879年にJohn Athertonが蓄牛場を探した際にスズを見つけ、その後鉱山として町が栄えます。現在の郵便局の側では一カ所の大丸石から3トンものスズが採れたとか。1978年、世界のスズの価格の下落と同時に精錬所も閉鎖されましたが、現在も当時の面影を残す町並みがそのまま佇んでいます。 |
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9.ミラミラ Millaa Millaa (標高840m)美しい滝が点在。起伏ある美しい風景を楽しめる。 ミラミラはアボリジニ語で、たくさんの水という意味。この辺りにはたくさんの滝があります。写真のミラミラフォールスは、絵はがきにも使われています。1909年頃より開拓者たちの手で牧場に変わりました。 |
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