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クジラと泳ぐ日まで

くじらと東京を歩く

2009年04月15日

朝目が覚めると高い天井。生活感の全く感じられない部屋。2階の高さまで吹き抜けの様にデザインされた窓は大きなキャンバスのよう。その向こうにレインボーブリッジの全景。そして右手に姿を見せた富士山の頭。

 

ここはどこだろう?これが現実である証拠に携帯のアラームが鳴って今日という1日が始まりました。オーストラリアで知り合った友人夫妻は外国からやってきた私達のために次々にびっくり箱を開けるようにすばらしい体験を準備してくれました。友情は掛け値なしに感動を与えてくれます。

昨夜お会いし食事を共にした作家のロバート・ハリスさんは言いました。

オーストラリアに縁のある彼はオーストラリアの魅力を2ヶ国語で語れるキーパソンでもあります。

「いいねえ、およぎたいね、くじらとね!」

昨夜の彼の印象的な笑顔がよみがえり私の1日にエネルギーをもたらすようでした。

彼らに見送られて大江戸線へ。今日はくじらのプロジェクトで副都心新宿を目指します。大手旅行会社の営業部門のご担当者とお会いしてくじらと泳ぐツアーのことをお知らせするためです。そびえたつ高層ビル群は朝の光を浴びて背筋をすっと伸ばしたビジネスマンのような印象です。迎えてくださったのは少年のままの瞳を持った営業課長さんでした。

 

くじらと泳ぐスピリチュアルな体験を是非日本の人にお伝えしたいのです。グレートバリアリーフの海のこと、

そこに住む生物の事。水中のすばらしい世界を見て欲しい事。

 

その方は終始笑顔で私の話を聞いてくださり、旅行を大きなビジネスとして扱う立場での率直な意見やアドバイスをしてくださいました。おそらく老若男女全ての人に必ず向いているツアーではないけれど、ある特定の人たちにはまるで夢のような体験になりえる可能性。今日明日の短期で結果は出ずらいかもしれないけれど可能性を感じる企画。そのようなフィードバックでした。終始真剣に耳を傾けて可能性を一緒に模索してくださったその方は、私を励まし勇気付け送り出してくださいました。

 

昼食を取るまもなく新宿駅へ。ここで次の目的地に向かうまでしばし作戦会議です。かばんのラップトップを取り出してスカイプでオーストラリアに回線をつなぎガイド時代の先輩にアドバイスをもらいます。彼女は私の姉のような存在でツーリズムの現場に長く携わっている現役第一線です。

 

ドンピシャで彼女から有益な情報を得て次に向かうのは有楽町。ここにはオーストラリア・クイーンランド州の観光公社がありまさに日本とオーストラリアを結ぶツーリズムのキーステーションのような重要な役割をするセクションがあるのです。もしこうした公的な機関がサポートして下さったらどんなに大きな追い風になるでしょうか。何年も外国暮らしの私にとって銀座周辺は既に自分の知る風景ではありませんでした。けれど行く先々で親切な人がタイミングよく現れ迷っている私に方向を示し、やがてなぜか目的地の地図を持っている人まで現れ私に正しい方向を教えてくれるのでした。

 

私はかなりあせっていました。道に迷っていたのと実は待ち合わせの時間に遅れそうになっていたからです。慌ててエレベータに飛び乗り飛び込んだ先はなぜか法律事務所。それほど時間に追われていました。けれど無事に現地に着いたときそこでようやく私は気がつきました。私は1時間時間を間違えて早く訪問していたのです!

 

そのお陰で代表者の方とオーストラリアのツーリズムに関する様々なお話を伺う事が出来ました。1時間分得をしたのにも関わらずその後私は3時間もオーストラリアのために何が出来るか話し合う時間をもてたのでした。なんとラッキーな事でしょうか。その代表者の方は辛抱強く私の話を聞いてくださり、沢山の質問やフィードバックもしてくださいました。このくじらと泳ぐツアーに関しての具体的な可能性、検討すべき点等について大変多くのヒントを下さいました。

 

心を開いて相手の方に接する事。これは私がツーリズムの仕事をしていた時に学び、身につけた大切なことです。

 

私が今自分にチャレンジする事は懸念,障害、問題など何かにチャレンジする前にまず出てくるこうした予防線や出来ないための言い訳をしない生き方を生きる事。

 

そして今日も新しい気づきと発見と感動で1日が過ぎていきました。明日はどんなドラマが待っているのでしょうか。

 

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プロフィール

kiyomikiyomi
マッカイ清美 東京都調布市出身 日本でナレーターを経てテレビレポーターに転進。 民放各局クイズ番組レポーター、スポーツキャスター、ダイビングレポーター、 ワイドショーリポーター、コンベンション・婚礼司会業、話し方教室等を主宰。 2000年にオーストラリアに本格的に移住。 2001年から2006年までの5年間ケアンズJTB及び TPOCEANIAにてツアーガイドを経験。 現在、英国人の夫とオーストラリア生まれの娘と3人でゴールドコーストに在住。 2008年、ライフコーチ、自己啓発関連のビジネスを起業し 人々が幸せで自由で豊かになるための智恵を広めるための 事業を展開中。 またかねてからスピリチュアルなヒーリングに関するテーマにも 興味が深く、人の心のブレークスルーや気づきをライフワークにしています。 オーストラリアを軸に世界中を旅をしながら自己啓発に関する執筆活動を進めています。
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