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こころの持ち方のトレーニング
2012年05月04日
喜びや興奮はポジティブな感情で、いろいろなものから生まれますが、ひとつは珍しいものを見たときです。
つい先日、ランブル鞭毛虫という日本では学会の症例発表レベルの珍しい寄生虫が発見され、友人医師たちと「先生、良く見つけましたねぇ~」などという賞賛の言葉を交えながら、顕微鏡を見て大はしゃぎしていました。(医者に寄生虫マニアは多い)
珍しさが何から生まれるかというと、平凡なものからの状況の変化です。
変化は良い状況も悪い状況も生み出しますが、良い状況なら結構、悪い状況も自己の成長の原動力ととらえればますます結構です。
しかしながら、いったん、このような損得を切り離して、変化にフォーカスを当ててみましょう。
子供のちょっとした成長とか、妻の表情とか、ハンドルを切ったときのタイヤのグリップとか(私事ですが数日前に履き替えたピレリの乗り味が最高だった)、一口目には気がつかなかったワインに潜んでいた風味を発見したとか、風でそよぐ木々とか、雲の流れとか、小鳥のさえずりとか、少し前までのつぼみが振り返ると咲いていたなんてこともあります。
ささやかな小さな変化に意識が向くようになり、そこから大きな喜びと興奮を生み出すことができるようになります。
この世の中、自分のクオリアを除いては、何一つ変わらないものはありません。(変わらないように見えるものも、素粒子のレベルでは絶えず振動しています)
日本はGWですが、現在私は、昨今の医師不足のため当直の旅に出ておりまして、ひっそりとした当直室から、窓の外の、竹や杉のそよぎ、雲の流れを見ながら書いています。
変化は外にだけあるのではなくて、内にもあります。少しトレーニングが必要ですが、身体の中の気の流れを感じることもできるようになります。
こんな感じでケアンズにこころを開いてみてください。それを感じる自分の内面にも!
世界は喜びと興奮に満ち溢れていますよ。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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