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ケアンズ療法のすすめ       

思い出の大切さ

2009年11月25日

前の週末は、御殿場で仕事を頼まれたのですが、中途半端な小暇ができてしまいました。自宅との往復をするほどの空き時間ではないため、どこか自然の中で過ごすことにしました。

箱根では、今の時季には、すすきと紅葉が見頃であることを知りました。

すすきの観賞は、恥ずかしながら、いままでにない思い付きでしたが、距離も近いことから、ここで時間を過ごすことにしました。

 

すすきは終わりに近づいているのか、穂が裸になりつつありましたが、それでも、風にそよいで白穂が波打ち、心の和む風景でした。

 

この場に身を置くと、ケアンズのアサートン高原やサトウキビ畑、カナダの森林や、フィレンツェの郊外といった、過去に訪れたことのある、多くの美しい場所の情景が思い起こされました。

  

 

過去の美しい情景が心に浮かぶと、次々と、その土地で触れたほかの美しいもの、親切に接してくれた方々、美味しい料理やワイン、リラクゼーションなどの体験の記憶と、それらに対する感謝や感動といったポジティブな気分が蘇ります。

このようなことから気づくことは、美しさとは、目前の風景だけでなく、過去の体験も元になり、それらが融合されたものであるということです。

つまり、箱根の風景の美は、私にとって、箱根そのものだけではなく、過去に訪れた、ある共通点を持つ全ての場所、オーストラリア、カナダ、イタリア、日本とアジアの国々の思い出の中にある美でもあるわけです。

 

人が、色彩に富んだ名画や美しい風景だけでなく、灰色の水墨画や、墨で書かれた文字、目を瞑った深闇の中にも美を見い出すことができるのは、思い出から湧き立つ想像力によるところが大きいのかもしれません。

そのため、美しい風景や芸術の観賞、癒される体験にできる限り多くの時間を割き、深く味わい、記憶に刻み込むことは、生涯にわたる美の素材を手に入れることになるでしょう。 

  

ケアンズには、想像力を必要とせずに生まれながらにして美しいと感じるような、景色やアクティビティに溢れていると感じます。

そして、このような感動を伴ったケアンズでの記憶は、生涯にわたって、「こころ」に美を生み出してくれるでしょう。

豊美な思い出が多ければ多いほど、「こころ」は豊饒になると信じています。

 

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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