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ケアンズ療法・実践編開始
2010年09月15日
今回のケアンズ旅行では、ケアンズは景気が悪く、うつや気分障害のかたが増えていることを知りました。
ケアンズからの恵みを受け取るためには、こころにアンテナを立てる必要があります。
合理的な思想は、前回までで、ほぼゴールに到達してしまったので、今回からは、実践的な内容にうつしてゆきたいと思います。
ヨガをはじめたり、心医術で紹介しているような、人と世界との関係に注意が向くようになると、ひとのからだを、全体で見ることができる直感が出てきます。
私の外来を訪れる患者さんの中で、不安やストレスに悩まされている方は、大抵、「気」が頭に上ってしまっています。のぼせ顔で顔が火照っていたり、歩き方を見ると、やはり重心が上に移動していますので、少し頭が振れてふらふらしています。
「気」は意識をしないと自然に上がる傾向もあるので、この「気」を丹田(下腹部)に下ろすのが呼吸法を使った、ヨガでのメディテーションや禅での座禅です。
これらは、コツをつかむまでに少し時間がかかるため、今回は、ケアンズからの恵みをいただいて、簡単に下に意識を向ける方法をお伝えしたいと思います。
①まずは、リラックスすることが大切です。そうすると、脳の性質から、不安やストレスをコントロールしやすくなります。朝、日の出前にビーチに行ってみてください。気温や湿度は心地よく、空の色は暖色に変わりつつあり、それが波打際に鏡のように反射してとても綺麗です。今の時期ですと、6:30頃です。朝日に当たることは、体内時計を整え、よい睡眠にもつながります。
②裸足になり波打際を歩いて見てください。海水の心地よい冷たさや、砂が固いところとやわらかいところ、粒子が粗いところと滑らかなところ、足が沈むところと押し返されるところなどの心地よい刺激によって、自然に意識が足に向きます。また、足で砂をつかんで見たり、足を砂の中に沈めて見たり、感触を楽しんでください。
③綺麗な景色を探したりして楽しみながら、これを30分程度(できればより長い時間)続けて見てください。自然と雑念が弱くなり、意識が足に集中します。これはメディテーションをしている状態と似ています。運動不足の解消にもなります。
④メディテーションができる方は、その後に静かな場所を探してやるのもおすすめです。「気」がすぐにたまります。
⑤昼も景色は綺麗ですが、暑さのために「気」が抜けやすいので、やはり涼しい朝をお勧めします。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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