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ケアンズ療法実践編・ガイドの力をかりる
2010年11月05日
先日はあまり忙しくない当直で、当直室にDVDが置いてありましたので、みてみました。
ひとつは「バーンアフターリーディング」もうひとつは「シェルブールの雨傘」。
生きる時代やものの考え方によって、本当にいろいろな生き方があるものだと感じます。
しかし、この対照的なDVDが置いてあるあたり、何か意図的なものがあるのではと勘繰りたくなります。
こころにアンテナを立てることができるようになるためには、最初はよいガイドが必要になるかもしれません。
良著などもよいガイドになりますが、見聴きによる体験の想像と、実際の体験とでは、感じ方の深さが異なるため、最初は実際に効果を体験してみるのが、もっとも早いと感じます。
ケアンズでは、日本ではあまり行われていない、いろいろな施術を受けることが出来ます。
リビングインケアンズに掲載されている中から例をあげると、ヨガ、メディテーション、フォーカシング、NLP、マッサージ、指圧、デトックス、ソフトティッシューテラピー、アートテラピー、チャクラ・バランシング、ホメオパチー、アロマテラピー、ヒーリングタッチ、オーラソーマテラピー、レイキ、ボーエンセラピー、心医術^^などなど
代替療法の宝庫です。
これらの技術は、からだのバランスによってこころをバランスしたり、逆にこころのバランスによってからだをバランスする作用を持ちます。
ひとえに代替医療といっても、単に症状をよくするものから、生活習慣、自我のあり方や生き方にまでアプローチしてゆくものまであり、範囲はとても広いです。
そしてその効果は受け手の感受性にも左右され、同じ療法でもまったく効果がないこともあれば、180°人生のとらえ方を変えてしまうものまで様々です。
平均的な感受性の人への効果の目安も、医学研究によって効果がある程度まで証明されているものから、長い歴史の中で経験者によって支持されたり、伝承されてきたものまで様々です。
代替療法はどれも、似たような利点と欠点を持つのですが、最近、日本でも問題となった、ホメオパチーを例に少し説明をしたいと思います。
ホメオパチー自体には効果を示したという学術論文が数多く発表されています。
一方で、今回の事件は、施術者と受け手の意識がホメオパチーの射程を超えてしまい、より確実な治療法に意識が向かなかった点に問題があるように感じます。
代替療法は、信じるこころがからだに作用する力も使っているため、施す側も受ける側も冷静にならないと、このようなことも起こり得るのかも知れません。
また、効果の証明が難しい療法もあり、このような分野から、しばしばイカサマ師や詐欺師的な人物、テロリストまで出現するするため、触らぬ神に祟りなし、とにかく否定しようという気持ちが働くのは無理ありません。
これらは、すがりたい欲求や依存したいという無意識から被害が広がるため、受ける側はこのような気持ちを持たないよう注意する必要があるように感じます。
幸いなことにケアンズには、とても心地よかったり、楽しかったりで(これ自体が目的ともいえますが)、効果がなくても気にならない療法や、良心的なセラピストさんが多いように感じます。
次回からは、これらの療法について、ひとつづつ解説をしてゆきたいと思います。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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