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ネガティブスピリチュアル
2015年10月23日
今年は、新規事には手を出さず、今まで後回しにしてきた故障、問題点、厄介事の、修理、整備、片付け、膿み出しの方針でやってきていますので、どうしてもネガに意識が向きます。
最近ネガな記事が多いと感じられている方もいらっしゃるかもしれません。明るく前向きなネガティブキャンペーンを目指していますが、申し訳ございません。
医者をやっていると、病気の診断や治療の技術が、結構色々なものに応用がききます。
モノのレベルでは、重い腰をよっこらしょと上げて、ダイヤルがクレイジーな床暖房のコントローラ、液晶がダメになったノートパソコン、割れた洗面ボウル、点火系がお釈迦になったパジェロミニ、だらしなくポタポタ漏れ続けるトイレのボールタップ、漏電したウオッシュレット、などなどなどなど身の回りの物を色々直しました。
あとは、山小屋の庭のリノベーションを残すのみとなりだいぶ片付きました。
なぜ、巷のスピリチュアルが嫌いなのだろうというところにも意識を向けてみました。
その理由は、人の弱さや助けを求めたい気持ち、親切心や真心のような純真さに乗じた、悪質なキツネ、タヌキがたくさんいるからです。
いくつか例をあげると・・・
数年後にどうなるというような終末思想。現在の環境に適応できなくて逃げたい気持ちから生じるものでしょう。
未来は神の玉座だから侵すなと説かれていますが、天に身を委ねることができれば、こんな邪道には引っかかりません。
病気が治らないのは信心が足りないため。
引き寄せの法則の利用方法を間違えた悪い例です。その信心は心の奥底で、適切なアドバイスを送っているはずです。
子供は親を自分から選んで生まれてくる。
全ての子供がそうなのか、一部の子供がそうなのか、親を選んで生まれてくるのか、親が望んだから仕方なく生まれてくるのか、親の意思も子供の意思も関係なくただ生まれてくるのか、小職にはまだわかりませんが、これもキツネ、タヌキによく利用されます。
自律神経失調症の患者さんに話を聞くと、親子関係が問題になっていることが良くあります。
胸糞の悪さとして記憶に残っている患者さんとのやりとりですが、依存心の強い親からくるストレスによって、全身の不調を訴えた患者さんからの話です。
「私はなかなか子供ができないから一心にお祈りした。だから、あなたは自分から選んで生まれてきたのだ。(だから私に犠牲を払え!)」
自分が望んだのに、子供が自ら選んだ選択だと、変な歪曲で様々な責任を押し付けようとしている。
子供は生活の保護という側面で、首根っこを押さえられていますから、こんな無茶苦茶な理論も受け入れなければならないのです。
逆です。
親は子供に投資することによって、スピリチュアルが解放されるのです(言葉が悪いですがね)
これらに共通しているのは、スピリチュアルを自我(ego)に閉じ込めていることです。スピリチュアルを利用して、歪曲した自我を育て、その中にスピリチュアルを閉じ込めている。
逆です。
スピリチュアルは開放しなくてはならないのです。
ケアンズの大自然は、自我を弱くし、それによってスピリチュアルを解放してくれる作用があると感じています。
大自然の中にひとり身を置くと、自分が小さくなった気がしますよね。それによってスピリチュアルが解放されやすくなるのでしょう。
それが、ケアンズ療法のスピリチュアルからのアプローチだと考えます。
あともう少しで、立冬。
ネガがだいぶ片付いたので、来年からはポジに集中してゆきます。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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