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感覚的な流れの先に

パフォーマンスアート ”生命讃歌”

2010年10月12日

 

はじめはジッと体を固定し、序々に揺るがせダンスに繋げる。

三味線の音が効いたビートのある音楽で、キャンバスの上を動きながら音に合わせて体を動かす。

Dance on the canvas

緊張はない。

気合いの声を上げて第1ラインを描き出す。

無心になって。

気合いエガク

周りでは生徒達が時折立ち上がって、自分の表現で順番にダンスしている。

この筆は自分で考案、特製ブラシで20m程の線が引ける。

5リットル以上塗料を含むので、その分予想以上の重みを感じた。

重み感じる瞬間

音楽と共に描き踊る。

音楽と共に描く

               chikara

空を描く

ピアノの音が混じった現代音楽、ダンス、空を描く。

ここで生徒達が登場。

前回のブログで紹介した特製ブラシで”魂”のスタンプを押していく。

生徒達と一緒に気合を入れて大地を

みんなで一緒に
思いっ切り

叩く!

             打ち込む!

上まで書き上げた生徒達は赤いインクの入った赤い卵を白いキャンバス台に叩きつけて倒れる。

そしてフィナーレ

The Planets, OP.32:I.Mars  Holst

               情熱の炎

用意した赤い爆弾はバウンドして不発だったけれど

それ以上に表現したい事は生徒達に感じてもらえたようで嬉しかった。

パフォーマンスを終えて

時間を割いて来て下さった観客の皆様、

このパフォーマンスアートに携わって下さった全ての方々に御礼と感謝を捧げます。

最後に

割れなかった赤い爆弾を

赤を投げつける 1

爆発!!!

爆発!!!

これで完結(^v^)。

今回のパフォーマンスアートはコンセプシャルアート

この説明文を皆様に配布した。

自然と心の共生 ~生命讃歌~    2010年10月10日 

今回のパフォーマンスアートのコンセプトは“生命讃歌”です。
この世に生まれて魂(ソウル)を磨き、高みを目指して上昇していく様子を抽象画で
表現しました。

赤い衣装は“情熱”の象徴、緑に衣装をまとった生徒達は“自然(緑)”の象徴です。
自然と関わりを持つ事で心が癒されていく様子を表現しました。

一生懸命描く姿は“一生懸命生きる”、“躍動”。
太い12本の線は“時間”を表し、人間の人生の過去、現在、未来を表しています。

底辺の部分から上へと伸びる丸い点描は“ソウル”“エネルギー”を表し、また人間の
“魂のシンボル”です。

この自然界は”陰と陽”出来ています。
昼と夜、光と影、海も満ちたり、引いたりしています。
それを白と黒で表現しました。

終始流れる音楽の中には海の“波の音”が入っています。
人体も約60%が水から構成されている様に、また人間もその自然界の一部である証拠に、人生の中にはバイオリズム”波””陰と陽”が存在しています。
これは人生、いい時があれば悪い時もある、まるで“波”そのものです。

人間はこの人生の中で色々な出来事を経験して浮き沈みを繰り返し、魂が磨かれ
高みに上っていきます。

ちょうど上流の石が川の流れの中で揉まれて研摩されていく様に、
それを表しているのがこの一本一本の白い線と点です。

いわばこの作品は“人生そのもの”を表し、この世界の存在の意味を表現しています。

それと共に、大きなキャンバスにえがく姿で“生命讃歌”「情熱」「元気」を表現し、
観ている皆様に少しでもエネルギーを感じて頂きたいという思いが込められています。

後援して頂いた浜松市美術館、職員の皆様と、校内を快く貸して頂いた中部中学校皆様、取材して頂いた中日新聞東海本社(10月11日(月)掲載)に今一度、

どうもありがとうございました!

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プロフィール

seiji_yamauchi
1997年オーストラリアから旅を始め、約一年半、撮影旅行をしながらオーストラリア、東南アジアを旅する。その旅行中に南オーストラリアのアデレードのメインストリートで見た世界中のストリートパフォーマー達に刺激を受け、一緒に絵を描き始めた。 それが初めてのパフォーマンスアートとなった。 一度日本に帰国し、そこから中国の北京に渡り、ロンドンまでの約15,000kmを陸海路で3ヶ月間、8ヶ国を撮影旅行しながら横断を達成する。 その後、オーストラリアの永住権を取得。ケアンズで4年留まり、写真展、絵画展、オリジナルパフォーマンスアートを展開。 ダンスパフォーマンス、ミュージカルなどにも出演し、自己表現の研鑽に努める。 2006年2月から5ヶ月かけてインド陸路10,000kmを撮影旅行する。 その後、モルディブ、パリに滞在後、中国を横断した。 日本に帰国後、“芸術の融合”を企画、プロデュース。オペラ歌手、ピアニスト、日本舞踊とのコラボレーションを行った。 現在、東京都に在住。日本の美の再認識、“芸術の融合”を意欲的に展開していく決心をする。
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