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ビヨンド心医術:条件が揃えば病気は無くなる

2012年09月26日

アレルギーや腰痛が治ったのだから、近眼も治す方法があるのだろうといろいろ探索していたところ、沖正弘というヨガの指導家が近所にいらしたようです。もう少し早く生まれていればお会いすることができたかもしれないと思うと残念です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E6%AD%A3%E5%BC%98

さらに探してみると、沖先生の養生法にたどり着きました。

http://www.yo-ga.com/houwa_1.htm

プラグマティズムベースの心医術とほとんど一致していているので、私はこれが科学や理性をベースに判断しても、正しいと確信を持って言えます。

一部を抜粋すると、

「病気の治し方」
姿勢を正しくすること、栄養のバランスをとること。完全な呼吸、心を清らかにし、 欲望をコントロールし、感情を整えること、仕事を楽しむこと、対人関係をうまくすること、 こういうことが正しくおこなわれれば病気など治ってしまいます。

病気が本当に治るというのは、病的原因が心身、生活、環境、すべての中から一掃されている状態であって、変化したり、おさえたりしたことは治ったとはいわない。病的原因は自分の生活の中にある。すなわち、病気になるような生活を自分が自分にさせ、病気になるような性格を持っているから病気になるのである。
健康を維持する力も発病する力も同じ力である。体力がないから、栄養が足りないから発病するのでなく、余っている体力やエネルギーを身についた悪い癖の方に使って、自分で自分の心身を傷つけているのが異常状態である。だから、生活を正し、人間性を高めることが予防医学であり、生活の中に原因を発見することが早期発見になるのである。

今の日本の医療や社会は、こういう心や人間のあり方の問題に踏み込むことを酷く怖がるし、踏み込んだら踏み込んだで多分修羅場になりそうです。

そんなだから、病院受付の日常光景は、やれ対応が気に食わない、言い方が悪いだの、それが病気を悪化させているということに早く多くの患者さんに気づいて欲しいものです。

そして、医者の側も、現在の医療のアプローチは病気を治すのではなく、とりあえず目の前の厄介事に蓋をしているだけだということに、多くの先生方に気づいてほしいものです。

かといって病気を治すためには、積年の不養生に応じた苦労が必要になるので、心の底からのやる気が起こらなければ、いくら外から言ってもだめ。医者と薬の助けよりも、患者さんのやる気。

凡人が急に聖者にはなれないから、目指すにしても薄皮を剥ぐような注意深い投薬管理なども必要そうです。

ああもうじれったい。

もっと簡単に患者さんの病気を一掃する方法は無いものですかね?

ご存知のかたがいらっしゃいましたら教えてくださいませ。

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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