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ミンククジラのシーズン到来
2008年05月15日
ここグレートバリアリーフはミンククジラと一緒にスノーケリング、ダイビングを楽しめる世界的にもまれなポイントです。
毎年5月下旬から8月末にかけてGBR海域で見ることのできるのはドワーフミンククジラ。
体長は最大8mほど、体重は5-7トン、寿命は50-60歳といわれています。(因みに子供は体長2-3m、体重300kgほど)
主食はプランクトンやオキアミ類。夏場食料豊富な南極海で摂食し、
繁殖を行なう9月からの3ヶ月間温暖な低緯度海域(南太平洋西側海域など)への大回遊に備えます。
移動中または繁殖域ではほとんど捕食しないとされ、その間捕食は確認されていないようですが、
他の鯨と比較して小型であり(つまり脂肪の蓄積も少ない)摂食域にいる期間も短い事実から、なんらかの摂食が行われているだろうという指摘もあるとのこと。
1980年に今まで認識されていたミンククジラとは異なる新種とされたドワーフミンククジラはまだまだ生態がわかっていない未知の生物です。
体つきはすらりとしたイルカを大きくしたような流線型で上から見ると黒っぽいV字形の頭。
胸びれは付け根が白で先端が黒っぽく、白い斑紋が付け根に、そして黒っぽい斑点が胸びれの前から喉の方へと続いています。
ベリープレゼンテーション(腹部を見せる行動で弱い部分を見せるのは珍しい行動であるといわれています。)
果てしない水平線の中で丸い背中が見えたらそれはイルカ!かクジラ!
好奇心旺盛なミンククジラはしばしば船に近づいたり並んで泳ぐこともあり、「スパイ・ホップ」(周囲を偵察するために水面から頭を高く出すこと)や「ブリーチ」(水面に躍り出ること)などのアクロバチックな行動を見ることもあります。
ボートもミンククジラを発見するとスピードを減速。時間が許す限り停止してくれ、全員で感動の時間を共有することができます。
それだけではありません。何と水中で見ることもできるのです。ボコボコと水中に入ったら視覚だけでなく聴覚も研ぎ澄ませて下さい。
水中でヴィーヴィーヴィーとスターウォーズの映画で出てくるような電子音のような高い鳴き声が聞こえたら、ミンキーです。
上下左右360度見回してみて下さい。
不意に彼らはやってきます。
カメラとにらめっこしてる場合ではありません。ほら、隣にミンキーの親子が泳いでいるなんて光景も。
この興奮はその場にいた人でないと分かりません。とにかく大騒ぎです。
大きく泳ぐ優雅なその姿と全てを包み込むようなその優しい目。 今年はどういう場面に遭遇することができるのか今から待ち遠しいです。
巨大水中哺乳類。世界観が変わります。
是非皆さんにこの感動を味わっていただきたいです。
5月15日速報!!今シーズン初!
ファンダイブ中、ミンククジラがエージンコートリーフエリアで出現。
お客様も一緒に見ることができたそうです。
写真は後日掲載予定。
KOでした。