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京都でケアンズを思う
2009年10月20日
10月14日から16日まで日本消化器関連学会に参加するため京都に行って来ました。
最終日は昼の新幹線で帰るだけの予定だったので、早起きをして、気の向くままに、京都市内を散策することにしました。
ガイドブックで、清明神社の湧き水には、霊力が溢れているという言い伝えを知り興味を持ちました。
私は、かなり頑固に、科学で明らかになっていない霊力などは信じない性質だったのですが、アボリジニの文化に触れたり、科学を深めていくうちに、現在までに知られていなかったり、科学では明らかにできない方程式があってもおかしくないのではないかと考えるようになりました。
京都で色々な方と話をすると「縁」という言葉が良く出てきますが、「縁」はこのような複雑な方程式のひとつなのかもしれません。
清明神社は陰陽道と関係があるらしく、最近の記事で陰と陽に触れたことを思い出しました。陰陽道の存在は良く知らなかったのですが、何かのご縁があったのでしょうか。
柄杓になみなみと湧き水を汲み、柄杓の底に映った自分の顔を見ながら一気に飲み干すと、不思議とエネルギーが沸いてきます。
神社の帰り道、近くの川沿いに、遊歩道が整備されているのを見つけました。少し時間もあり、方角も都合が良いことから、歩いて京都駅に向かうことにしました。
「植木に水をやっていただけませんか」という看板があり、見ると地面が乾いていたので、置いてあった柄杓で水遣りをしていると、上のバス停でバスを待つ老齢のご婦人が「ありがとねー」などと笑顔で声をかけてくれます。
キャリーバッグを置いて水遣りをする姿が珍しいのか、何人かの方が声をかけて下さり、色々と教えていただきました。
草木にとっては、誰かが水をかけてくれて「生」を繋ぐことができるのも、やはり「縁」なのかもしれません。「京都らしいでしょう」などと話していました。
京都の川水はそのまま飲めそうなくらい、とても澄んでいて、傍を歩くととても癒されます。
この遊歩道は2年前に完成したようですが、以前は友禅を洗っていたそうです。
知らない方と笑顔で交流するのはとても楽しいものです。フレンドリーなケアンズを思い出しました。
自然からだけではなく、人から与えられるエネルギーもとても大きいものだと感じます。
このような良い環境にもかかわらず、人影はまばらでした。
同じ公共事業でも、多くの方に利用されている、ケアンズのエスプラネートとは様子が違います。
心を向ければ、良い環境は彼方此方にあるのに、なかなか気づかないものなのかもしれません。
快適な建物の中も魅力的ですが、外に出てぶらぶら歩くのは、運動になるだけでなく、色々なことに気づき、勉強になるものと思っています。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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