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明日ヒプノセラピー(前世療法)を体験してきます!

2012年04月17日

以前、前世について小論文にも書いたのですが、投稿規定で1000字にまとめようとしたため(オーバーしても大目に見てくれるかと期待していたら、しっかり掲載料を請求された)、哲学に馴染みがないと、相当わかりにくいと思います。

 

そのため、前の論文に補うような形で前世について一考察を。

 

前世は自我のあり方と強く結びついています。

 

前世を考えるとき、自分自身を何か他の存在に投射していることになります。

 

自分は現在の肉体を持った自分以外にはないという認識構造を持てば、死んだらそれきり。

 

しかし、こういう人は多分おらず、普通の人は、気づいていようがいまいが、他の人の立場に立って考えることができるような思いやりを持ちます。

つまり、自分を他人に置き換えて考えている、投射しているわけです。

だから、前世を受け入れることができるかどうかということは一旦傍らに置いて、前世というものを考えることはできます。

 

自分自身の肉体も不思議なもので、自分の肉体は常に変化していて、たとえば、床屋さんに行って髪の毛を切れば、切った髪の毛は自分の肉体だったと感じることはあっても、自分の肉体だとは思わないわけです。

一方で、自分という感じ方は一生の間同じです。

そうすると、常に変化しているものに、常に変化しないものを投射しているわけで、著しい混沌に陥るわけです。

 

中途半端にやるからいけないわけで、肉体への自分の投射も、極限的になると、自分自身を構成する、最小の構成因子(素粒子)にまで投射できる。

 

そうすると、自分は前世も来世もない、宇宙の始まりから存在し続けている、永遠の存在なのだということがわかります。

過去も未来もない永遠の今ということになります。

 

ヘルマン・ヘッセも「庭仕事の愉しみ」の中で、「万物が不滅であることだけでは満足できず、自分たちのために、個人の、自分だけの、特別なものを持ちたがるというのはなんと不思議なことであろうかと、思うことがある。」と述べています。

 

多分、庭仕事で植物と接して、植物単体のみならず、大地や天体の運行という宇宙のつながり、芽が出て枯死するまでのライフサイクル、植物と人の繋がり、に意識が向くようになると、このような感受性が芽生え、成長してくるのだと思います。

 

ここまで自我をぶっ壊してしまうと、じゃあ何で自分があるんだ?時間はどうする?という話になってくるので、自分の記憶が死後も保存されて魂に乗っかり、そっくりそのまま他者に受け継がれているのかもしれない、そしてその記憶にアプローチしようというのが、前世療法での前世の捉え方です。

 

果たして、想像や願望を超えたものを体験できるのか?とてもワクワクしています。

 

参考文献)ヘルマン・ヘッセ V・ミヒェルス編 岡田朝雄(訳) (1996) 庭仕事の愉しみ pp.16 草思社 東京

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このコメント欄の RSS フィード 2件のコメント »

Keiko Murphy(コメント) 2012/4/19 木曜日 18:20:19

  1. 三井さま
    ケアンズでは色々とありがとうございました。
    前世療法いかがでした?実は私も3月にヒプノを初体験しましたが、前世まで行けませんでした。。それで幼児時代の自分に戻って、何だか初めて気づいたことが多かった。面白いものですね。
    でも見える人から言われた前世は、聞いてビックリという感じ。全部がつながって今があるという感覚はものすごくあります。
    では、またブログ楽しみにしています!

ymitsui(コメント) 2012/4/24 火曜日 16:42:21

  1. こちらこそ、本当にありがとうございました。お店も開店されたようですね!繁盛しますように。ヒプノセラピー、keikoさんも体験済みでしたか。私の場合は、40過ぎのおっさんにもかかわらず涙が止まらなくなり、優しくティッシュペーパーを手渡されました。時系列がちょっとおかしかったので、前世かどうかという疑問はあるのですが、少しづつ体験記と考察を書いてみます。

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プロフィール

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三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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