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映画「天国の青い蝶」とユリシーズ・バタフライ
2009年06月15日
医学の常識では考えられない奇跡的治癒に触れたとき、医師の反応は二つのタイプに分かれるように感じます。
医学部で学んできた常識を守ろうと、診断が間違っていたのではないか、などと理由をつけて、無関心でいようと努めたり、記憶から消し去ろうと努力するタイプと、好奇心や想像力を旺盛にしてそのことに思いをめぐらすタイプです。
私は、医師になってから長い間、前者のタイプでした。しかし、色々な探求を行い、このようなことが起こる可能性を信じることができるようになった最近では、後者のタイプになっています。
「天国の青い蝶」という映画は、1987年に、カナダに住む10歳の少年に、実際に起こった奇跡的治癒が映画化されたものです。
余命数ヶ月を宣告されたこの少年が、最後にブルー・モルファという神秘的な青い蝶を一目見たい、という夢をかなえる過程で、中南米の熱帯雨林を旅するうちに起こった物語です。(詳しいストーリーは内緒にしておきますね)
そして、奇跡的治癒が起こった理由について次のような仮説を立てます。
美しい熱帯雨林と綺麗な動植物に囲まれること、車椅子での生活から、蝶を追いかけるために体を十分に動かすようになったこと、サポートしてくれる人達の気持ちとそれに対する感謝、夢が実現するのではないかという強い希望。
これらの総合作用ではないかと考えるのです。(もちろん、もっとたくさんの理由があるでしょう)
私は、この映画の、青い蝶=ブルー・モルファと中南米の熱帯雨林の組み合わせを、ケアンズで見ることのできる青い蝶=ユリシーズ・バタフライとケアンズの熱帯雨林の組み合わせに重ね合わせてしまうのですが、どうでしょうか?
次回は、ケアンズにいると体調がよくなると考えるようになったきっかけについて説明したいと思います。
このコメント欄の RSS フィード 4件のコメント »
色々お世話になっております。
本当にそのとおりだと思います。
「希望」や「感謝」はよい行動を起こす強いモチベーション
(動機付け)になり、よい環境に身を置いていると、このよ
うな気持ちが起こりやすいのではないかと考えています。環境に対しては慣れがありますので、日本にいるほうがケア
ンズのよさに気がつきやすいのかもしれませんが、当たり前
になってしまっても良い影響は常に受けているのだろうと思
います。このような点について詳しく説明していきたいと考えています。
今後とも宜しくお願いいたします。
ユリシーズそうそう
4年前にケアンズへ行きポンツーンのシュノーケリングツアーの
船に乗るときに偶然友人と見ました 本当に美しい蝶ですね
その夜宿泊したヒルトンホテルの前のカジノで、友人と二人で7万円ほ ど勝ちました 下世話ですが、ユリシーズ効果かもと思いました
現地の人から見た人は幸運に恵まれたり幸福になれると聞いたからです
家族に協力してもらい、1年に1回だけ海外旅行に行ける私も、友人も
既に十分幸福ですネ ケアンズに居る甥っ子の大輔が今年無事日本に
帰国するので、今度は一族で、ケアンズを堪能したいです。
そして皆で美しい蝶をもう一度見たいです。
願いが叶いますように、 お願いユリシーズ 。。。笑
素晴らしいことですね。
ユリシーズ・バタフライを見ると幸運がおとずれるのか?ということに
は多くの方が疑いを持つかもしれません。疑いに対しては実証することが特効薬ですが、この関係は形而上学的
であり、実証は不可能でしょう。しかし、実際に真知子obasanさんにはユリシーズを見た後に幸運がお
とずれています。それでよいのではないかと思います。
かごの中の不自由なユリシーズを見ることで幸運を期待したり、この
逸話を疑ったりするようではなかなか幸運には恵まれないかもしれま
せん。熱帯雨林で自由に飛びまわっているユリシーズを見ると、とても美し
く感じます。綺麗なものは「こころ」に響く快い刺激を与えてくれます。
実際にユリシーズを見たり、思い浮かべることで、「こころ」が癒さ
れ、ある出来事や状況に対して感謝して幸運と感じることができたり、
幸福であることに気づくのでしょう。私自身、心が乱れるときには目をつぶってケアンズの色々な風景を思
い起こすのですが、スカイレールから見たユリシーズもそのひとつで
す。また、ユリシーズに出会えるといいですね。
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プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
人は生き甲斐を持つことによって変われるんですね。
私も、「希望」と「感謝」は、
生にポジティブに関わるキーワードだと感じます。
当たり前にケアンズで生活してしまっていますが、
もしかしたら、心と体の癒しの場かも、と思うと
何だかやる気が出てきました?!
次のブログも楽しみにしています。