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木漏れ日の上野公園
2008年06月30日
上野の森美術館で行われている井上雄彦展に訪れる。
それから東京、岩本町のライブハウス“秋田犬”へジプシーヴァイオリニストの天野紀子さんのコンサートへ行き、それからその場で今度の東京丸の内でのパフォーマンスの打ち合わせ。
今日は木漏れ日が素晴らしい陽気ないい天気だった。
御徒町で下車して、せわしいアメ横を通り、久しぶりにダウンタウンを味わう。
洋服やカバン、干物や果物が並び、ストリートでご飯を食べる人々が椅子に座ってドンブリご飯を胃袋に流し込んでいる。
時折、排水溝のあの臭いがする。
ここはアジアの雰囲気が漂っている。
そのアメ横を通り抜け、似顔絵描きのいる左手の広い階段を登ると上野公園だ。
日常のコンクリート社会を離れ、木々の日陰と緑の木漏れ日の中を歩くとなんとも気分がいい。
少しひんやりとした風が吹く。涼しげだ。
しばし歩いて右手に曲がると、前方に大きな絵が現れる。
約5mx10mぐらいある。
僕の大好きな墨で描かれた人物画だ。デカイ!!
“井上雄彦展”がいきなり現れた。
ここまで大きいと壮大な迫力がある。
墨のにじみ具合が和を感じさせる。素晴らしい画だ。
その横には行列が蛇のようにうねり、一番後ろには看板が立っている。
「本日の当日券での入場は終了しました。」
うそ!!
入場券売り場に聞くと、開場と同時に並ばないと当日券は結構買えないとの声。
んーーー、ザンネン!!
僕の後にも結構な人が問い合わせていた。
まあ仕方がない。他の美術館に行ってみるか。
少し離れた所に上野西洋美術館があった。
そこまで歩いているといろいろな光景が見える。
堅い質感の前の木の光や
ゆったりとした時間の中の人
会話を楽しむ日本人と外国人のカップル。
その日は人それぞれの日が進行している。
その美術館はコロー展を開催していた。ルーブル美術館からだ。
2年前に丸3日ルーブル美術館に入り浸った時に見た絵がたくさん来日していた。
その横にはロダンが並んでいる。
“考える人”や“カレーの市民”の肖像、そして“地獄の門”
これもパリのロダン美術館で見た事がある。なつかしくてあの時の光景を思い出す。
この“地獄の門”は、ロダン自身の様々な作品が色々な形で「門」と融合していて、自分とコラボレーションしている。
こんな方法もあるんだな。いい勉強になるとパリで思った記憶が蘇った。
門の中の紛れた記憶だった。
太陽の光が斜めになって来だした。
そろそろ移動の時間だ。
次の場所に歩き出した。
プロフィール
- Seiji Yamauchi
- 1997年オーストラリアから旅を始め、約一年半、撮影旅行をしながらオーストラリア、東南アジアを旅する。その旅行中に南オーストラリアのアデレードのメインストリートで見た世界中のストリートパフォーマー達に刺激を受け、一緒に絵を描き始めた。 それが初めてのパフォーマンスアートとなった。 一度日本に帰国し、そこから中国の北京に渡り、ロンドンまでの約15,000kmを陸海路で3ヶ月間、8ヶ国を撮影旅行しながら横断を達成する。 その後、オーストラリアの永住権を取得。ケアンズで4年留まり、写真展、絵画展、オリジナルパフォーマンスアートを展開。 ダンスパフォーマンス、ミュージカルなどにも出演し、自己表現の研鑽に努める。 2006年2月から5ヶ月かけてインド陸路10,000kmを撮影旅行する。 その後、モルディブ、パリに滞在後、中国を横断した。 日本に帰国後、“芸術の融合”を企画、プロデュース。オペラ歌手、ピアニスト、日本舞踊とのコラボレーションを行った。 現在、東京都に在住。日本の美の再認識、“芸術の融合”を意欲的に展開していく決心をする。
突然すみません。キャンベラ在住のいじーと申します。
ケアンズには1998年~2002年に住んでいました。ケアンズに住んでいるお友達のブログにて、せいじさんの丸の内ビルでのパフォーマンスについて知り、情報を求めこちらのブログにまで遊びにやってきた次第です。
楽しいブログですね。もっと遡って読もうと思っています。
国立新美術館で今開催されているアボリジニアート展はすでにご存知でしょうか。エミリーウングワレー展といいます。
私の勤めるナショナルミュージアム主催の回顧展で、本家でお披露目する前に先立っての日本公開です、といっても7月28日でおしまいです。
8月22日からはキャンベラでの公開です。
http://www.nma.gov.au/exhibitions/international_exhibitions/
ぜひ鑑賞いただきたいと思い僭越ながらメッセージ差し上げました。