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本の経過について
2012年03月14日
以前こちらで告知いたしました本の件。
忘れているわけでもなく、サボっているわけでもないのですが、苦しんでいます。
同じようなアプローチのものがないかを調べてみると同じような本がすでにあり、さらに相当な精緻さで説明されているため、より深くより広く探っているところです。
自分だとか日本だとか狭い視野にとらわれず、起こった出来事にいちいち右往左往されずに、宇宙的な視点から物事をとらえる感受性を開発しようというコンセプトです。
最初、人間の器官の発達と関連しながらそれがどうスピリチュアルの発達と結びついていくかを考えたのですが、すでに、こちらの書で私ができるよりも深く追求されていました。
E.H.エリクソン,J.M.エリクソン ライフサイクル、その完結 みすず書房
このアプローチを含み、更なる進歩を遂げているものもあるはずだと探してみると、時代的には先には無く後戻り。
ルドルフ シュタイナーが人智学、霊智学、心智学という学問分野を追求しています。
日本では、本山博が霊能を使いながら、やはり同じような道を説いています。
このあたりになると、心は道徳や宗教へと広がり、心とモノの結びつきも、哲学で何かが存在しそうなことはわかるのですが、理論でありそうだというのと、実際に存在するのはやはり違う。理論でありそうだからといって探してないものもたくさんある。だから盲信というのもある。(予断ですが、現在の私たちの普通の認識方法を使うと、必ずキリスト教的な創造神が必要になります。そのため、それを否定するとひどいアンバランスに陥るのです)
実際に自分で在ることが確信できないことには、在るとはいえない。そうなると、やはり五感では駄目で、超感覚を開発しなければならない。
ならばと思い、仕方なく、スピリチュアルの世界も探求しないとならないのですが、それはそれはまぁ、野狐みたいなのがたくさんいる酷いところです。
気を集めることができると他人の考えていることがわかるようになってくるのですが、そういう一見神秘的なものを見せて人を縛り付けて、気を奪い取る霊能者もいれば、どうなるのかわからんことをいいことに好き勝手に遠い未来のことをいうインチキもいれば、石ころを金やダイヤモンドや極楽駅行き切符のように見せて(本当に人は簡単に落ちる、しかも自力で這い出せない)、布施やら喜捨やらドネーションやらをしたい気分にさせるような宗教家にも
出会いました。
このような方々に操られている方々は同じような目を持つようになるので、なんとなくわかります。
このような見破りも愛から離れてしまうので、これ以上は書きませんが、どうかスピリチュアルにはくれぐれもご注意ください。
きちんとした正道の宗教に触れ(望んだわけではなくたまたま中高がカトリック校だった)、西洋哲学で精神を鍛え、真理探究という純粋な動機が芽生えれば、こういう救済欲のような自己愛から魔境に陥ることから守ってくれるような気がします。
ただ、宗教はあくまで、信じることで、わかることとは違う。だから信じろと宗教家は言うけれども、実は逆で、信じるふりはできても、人は理解するか経験しなければ心のそこから信じることができないのです。ところが、困ったことに理性には限界がある。そのため、ヨガなどの行が必要になってきます。
あらゆる苦悩を取り除くことが心の最終目標であるというヨガの目標があります。
心医術はこの方向を向いていますし、現在の科学もこれを支持しています。
とりあえず、いままで進んできた道の延長ですので、しばらくはヨガの道を進んでみようかと思っています。
そして、日本なんぞ境界を設定するのは、ゲシュタルトというか単純な認知機能であったり、宗教家と同じようにこういう心理を利用するアジテイターがたくさんいるのもまた気分を害するところなのですが、自分が属しているアイデンティティだからとか、そういう狭小な利得ではなく、純粋に地に敬意を払うということから、自分と結びつきのある地のよさも見出していかないとならないと感じています。
アボリジニが持っていたような、ソングラインもそれに近いのかなぁと思っています。
もうすぐケアンズ旅行なので楽しみです。
最後に、本について声をかけさせていただきました皆様に、大幅な遅れにつきまして深くお詫び申し上げます。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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