▲日本から自由にお買い物!
人気&オススメブログ
ケアンズの注目キーワード
生まれる前と本当の自分
2013年12月13日
3歳の息子と二人で山小屋に向かう車中は本当に幸せな時間ですが、以前に息子が楽しかったときの事をバックミラー越しに話していたら、かなり前のことまで本当に良く覚えていました。
どこまで遡ることができるのか、退行催眠をやってみました。
・・・・・・・
「ところで、ママのお腹の中のことは覚えてる?」
「うん、えいくん一人で寂しかった・・・」
「他には誰もいないの?」
「うん一人」
「お腹の中はどうだった?」
「暗かった」
「声は聞こえた?」
「ママの声は聞こえたよ」
「パパの声は?」
「聞こえなかった」
「ママの声だけ?」
「うん」
「そうか、ママのお腹の中に入ったときのことを覚えてる?」
「うん、明るかったので入ってみたの」
「お腹の中は暗いのに、何で明るいの?」
「・・・・・・わかんない」
「どうして入ろうと思ったの?」
「・・・・・・・」(特に理由はないらしい)
「お腹の中は苦しかった?それともいい気持ちだった?」
「いい気持ち(^^)」
「生まれてくるときはどうだった?」(←安産だった)
「痛かった」
「すごく痛かった?我慢できないほど?」
「ちょっと痛かった」
「どこが痛かったの?」
「頭と肩と、あと足が痛かった」
「生まれたときは苦しかった?」
「気持ちよかった。でもえいくんえーんって泣いたの」(本当に覚えているのか?)
「生まれたらどうなった」
「明るくなった」
「そうそう、お腹の中に入ったときのことはどうだった?」(再現性があるかもう一度聞いてみた)
「さっき言ったじゃん」
「もう一回教えて」
「明るかったから入ったの」
・・・・・・・
息子はまだ嘘をつくことをあまり覚えていないので、誕生のイメージを表現するとこうなるのでしょうか。
息子と話していると本当に色々なことに気づきます。
最近は、おもちゃの線路をうまく接続できず四苦八苦していると、「線路がえいくんの言うことを聞いてくれないの」と助けを求めてきます。
思い通りにならないのではなく、言うことを聞いてくれないなのですね。線路にも意思があるような言い方です。主客の区別がまだはっきりしていないのでしょうか。
他には、「くっせーーーー(~o~)」とかよろしくない言葉を使い始めたので、「どこでそういうことを覚えたの?」とたずねると、「神様がえいくんにCDを入れたの」と答えます。
善悪の判断がないので、神様というよりも、隠れ身様とか、霊のほうがより感覚に近いのでしょうか。
本当の自分と、外部からの影響の区別もまだよくついているようです。
心医術を開発したときに、情動とは生まれたときから(ある意味では先祖から)の総決算であることから、成長過程において魂を大切することの大切さを理解しました。
そして、アボリジニはこういう魂を大切にする子育てをしているんですね。
だから、いろいろなものと結びつくことができるのだろうと考えています。
日本でも江戸時代にはそういう子育てをしているのですね。アボリジニと昔の日本の子育ては少し似ています。
ツュンベリーの『江戸参府随行記』よると、
「注目すべきことに、この国ではどこでも子供をむち打つことはほとんどない。子供に対する禁止や不平の言葉は滅多に聞かれないし、家庭でも船でも子供を打つ、叩く、殴るといったことはほとんどなかった。まったく嘆かわしいことに、もっと教養があって洗練されているはずの民族に、そうした行為がよく見られる。」
子供にかけるべき言葉は「ダメ」ではなく「いいよ」。
子供たちには、ずっと本当の自分を見失うことなく成長してほしいものです。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
このコメント欄の RSS フィード コメントはまだありません »
コメントはまだありません。
コメントをどうぞ
トラックバックURI:
http://www.livingincairns.com.au/%e5%8f%a3%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/%e7%94%9f%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%89%8d%e3%81%a8%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%88%86/trackback/