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自然にある時間
2010年07月06日
フリードマンは時間の捉え方と病気の関係を明らかにし、腕時計を「左手にある魔物」と目の敵にしています。
言い過ぎのような気もしますが、時間と健康には、奥深い係わり合いがありそうです。
主体と客体のどちらかを切り離して考えることができるようなると、日頃は一定だと疑わない時間も、実際には一定ではないことに気づくようになります。
まず、主体(自分)だけを考えたとき、時間が一定ではないことはすぐにわかります。
例えば、楽しいときや忙しいときには早く時間が過ぎ、退屈なときにはゆっくり時間が過ぎます。
そればかりか、誕生日ごとに、生まれてからの暦年が、あっという間だったと感じることもあります。
つまり、生体活動、精神活動によって変化することがわかります。
では、客体(世界)だけを考えたときはどうでしょうか?
これを究明したのが、アインシュタインによる相対性理論です。
結論だけ述べると、客体でも、時間は一定ではなく、長くなったり短くなったりします。
では、どのようにして、時間は一定だという感覚が染み付くようになったのでしょうか。
あえて道具主義的な価値観から、ひとつの理由を思い浮かべると、時間と生産性が直結するようになると、無駄な時間を節約し、より多くの生産性に振り分けようとする動機になります。
人間は生産するときに協力し合いますから、時刻で同期することによって、待ち合わせによる時間の浪費をなくすことができます。
その結果、同期のための便利な道具として、一定のリズムを持つ天体運動や、目に見えない原子運動を目安にして、現在のグレゴリオ暦や、時分秒の時刻系が発明されたと考えることができます。
ここぞというときには、ピッチを上げることも大切です。
しかし、あまりにそれが常日頃になるにつれ、単なる道具を絶対的な基準と錯覚するようになり、時刻に、強引に生体リズムを合わせることが習慣になったとき、ミスマッチが生じ、様々な不具合が起こるようになるのかもしれません。
このようなときには、発明による時刻を、絶対的なルールではなく、便利な道具として取り戻すこと、自然な時間の流れに身を乗せることが必要になるのではないかと感じます。
ケアンズに行ったら、日常から離れ、自然にある時間の流れに意識を向けてみてください。
時刻ではなく、美しいサンライズやサンセットといった、自然にある時間と同期した、自然な起床と就寝のリズム、食欲のリズム、必要なときに偶然に湧いて出る、突然の素晴らしい思い付きといったような本来の脳の働きなど、人間に本来あるべきリズムを思い出すことができるような気がします。
日本の文化は、何にも優先して時刻を守ることが大切というふうな教条主義に囚われ過ぎているようにも感じます。
そのようなとき、ケアンズは、フリードマンが教えてくれた、心臓病や代謝異常、精神疾患のリスクから救ってくれるかもしれません。
プロフィール
ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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