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ケアンズ療法のすすめ       

芸術と癒し

2010年03月25日

前回のケアンズ滞在での思索で、フランクルの「それでも人生にイエスという」から、人間にとって、生を繋ぐための最も強い欲求は「食欲」であること。

 

そして、「愛情」「思いやり」「美」「希望」といった人間的感性は、「食欲」という、本能のレベルでの最も強い一次欲求でさえ、超えるのではないかという洞察に導かれました。

 

「美」と芸術が持つ、強い癒しの効果を、より強く信じるようになりました。

 

より高度な人間の根源に響いた副産物として、現実的な健康やウェルネスに役立つのではないかと考えています。

 

将来、やさしい自然療法を行うクリニックにしようと考えている山小屋の駐車場に、タイルを使ったモザイクアートで、「心医術」のフィロソフィーを表現してもらうことにしました。

 

万物の根源である虹蛇が通り過ぎた跡に、ジェンダーなどの二対性に分かれ、花粉、男性、地球とめしべ、女性、未知なる宇宙といった進化の過程、現実性と神秘性を、いくつかの心理学的なエッセンスを注入して、デザインしてもらうようにお願いしました。

 

 

人それぞれ、感じることもそれぞれでしょうが、人間の本質には「分かれたい」と「ひとつになりたい」などの様々な相矛盾する性質があることや、それらの間で調和をとることの大切さなど、色々なことに気付いてもらえたらと願っています。

 

「万物の根源」や、「全てを一つにするもの」という、フィロソフィーを超える叡智の領域、そして、現実的な相矛盾を考えるストレスを、芸術が補い、和らげてくれるのではないかと期待しています。

 

今回から、コラボレーションをはじめたのは芸術家の小堺さん。

http://www.rustic-art.com/

リビング・イン・ケアンズ、小堺さんのお力を借りながら、癒しのグッズの開発もすすめています。

 

皆様に感謝です。

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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