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ケアンズ療法のすすめ       

運動と「こころ」⇔「からだ」

2009年09月27日

「こころ」と「からだ」の関わり合いを意識するようになると、「こころ」を快活に保つためには、「からだ」を快調に維持することが有効であると感じるようになります。

 

私は自動車レースに参加するほどに、運転を趣味にしているのですが、度を越さない限界でレーシングコースを走る自動車のエンジンは、存分に回さないエンジンと比較して、良いコンディションに保たれることがよくあります。

人間の身体も似ており、「からだ」を大切にするためには、貴重品のように金庫の中で動かさずに保管しておくのではなく、無茶はせずにしっかり働かすことが必要不可欠です。

 

運動は決して苦痛な義務や療法ではありません。

しかし、五感で楽しみながら行い、爽快感や達成感、プラスの効果などを実感することができなければ、長続きはしません。

 

運動をするにあたり、目安や注意点がありますが、厚生労働省や米国スポーツ医学会の指針を参考にすると良いでしょう。

厚生労働省 健康づくりのための運動指針2006~健康づくりのために

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf

米国スポーツ医学会

http://www.acsm.org/

 

これらによると、少なくとも日々1時間強の歩行が必要であると考えられています。(あくまで最低ラインです)

 

ケアンズには、巨費を投じて整備され、環境と人智が見事に調和の取れたエスプラネートがあります。

立派な木々が真昼の強い日射しを和らげてくれます。

  

 

景色は雄大で、パブリックアートや野鳥など、目を楽しませてくれるものが色々とあります。

 

 

  

ストレッチ台や鉄棒なども使いながら、エスプラネートの散歩を楽しんでいると、時間が過ぎるのが早く感じます。

 

 

歩行は上半身の筋肉があまり使われないため、運動として不十分だという研究者もいます。

しかし、いままで運動をしていなかった方が、安全に運動をはじめるには良い方法だと考えます。

 

運動を続けるには「こころ」が良い状態であることも大切です。

その理由のひとつは、「からだ」を運動に向かわせるのは「こころ」の役目だからです。

  

ケアンズが「こころ」を良い状態に保ってくれたならば、旅行ついでに運動を習慣づけてみてはいかがでしょうか。

 

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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