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運命は決まっているのか?
2011年05月18日
不幸な出来事が起こった時にはこのような問いかけが生まれます。
「運命は決まっているのか、それとも自分で変えることができるのか?」
ものごとは必然か偶然かということです。
あるものは偶然で、あるものは必然なんていう折衷案に逃げる人もいます。
実はこの問いかけも、きちんと考えないと、言葉の罠にはまります。
必然と偶然は、違う次元にあります。
必然は時間を含み、偶然は時間を含みません。
というのは、全てが偶然だと考えた場合、物事の因果がないということです。
つまり、因果という前後関係を考える必要がない。
前後関係は時間軸に乗っている。
だから、全てが偶然と考えた場合、時間の次元を含んでいない。ということになります。
同じ次元に無いものは、単純比較ができませんので、偶然か必然かという問いかけ自体が、どちらかを肯定して、他方を否定するという解答を出すことができないのです。
では、時間が経つとどうでしょうか?
究極的には、ヘーゲルが言ったように、いつか人間は、全て必然に到達できるのかもしれません。
一方、ゲーテが言うように、人間には到達できないところもあるという考えもあります。(私はゲーテ派です)
やはり次元が異なるので答えが出ません。
そのため、どちらにしても、今のところは、どれかを選択しなければなりません。
必然という因果の法則(カルマの法則)は、物事の原因をたどっていくと、必ず生まれる前や、究極的には、絶対的な創造主にまでたどり着きます。
科学は今のところ因果を証明するもっとも優れた法則ですから、科学が進歩してゆくと、必然の領域がどんどん広がってゆきます。
しかし、その根っこ(絶対的真理)にまではまだ到達していません。
そのため、ここで、ふたたび、気まぐれな創造主による偶然に逆戻りします。
ですから、結局のところ、時間にとらわれている人間は、必然か偶然かを選択しなければなりません。
色々な方々と話をすると、全ては必然であるという考え方の方々はやはり強い。
そして、人生を楽しまれているように見えます。
会社を経営されていたり、リーダーシップをとっている方が多いように感じます。
たとえば、私の友人のビジョンサプライを経営する中村さん。会社のホームページで
「全ては偶然ではなく、必然」
と言い切っています。
http://www.vision-supply.com/html/representative_director.html
ただし、現在の出来事が過去生の生き様によるものからだ、というふうに、あまりにも、全ての出来事を自分の責任に押し付けると、時にこころが折れます。
強いものは脆いのです。
そういう時には、やはりケアンズ。
ケアンズのエネルギーは時空を超えているような気がします。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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