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ケアンズの星空
2011年05月27日
ケアンズから車で少し郊外へ走ると、人工照明が全くない星空が広がります。
視界いっぱいに星の粒が広がり、本当に壮大で綺麗です。
ケアンズの星空を見上げていると、色々な思いが湧いてきます。
自分はどこから来たのかなぁとか、これからどこにいくのかなぁと思ったりします。
自分の体の元は、宇宙のはじまりにできた塵から来ているからです。
星には色々な種類があります。
ひとつは巨大な重い星。自分の重さのために短命で、爆発すると粉々になります。それでまた、新しい星の原料になる。輪廻のようです。もしくは、永遠にあらゆるものを吸い込み続けるブラックホール。
次は、少し軽い星。少し寿命が延びて爆発した後、規則的に煌めくパルサーという星に生まれ変わります。(余談ですが、輝ら星の如くという銘柄の日本酒はとても美味です)
そして、太陽程度のさらに軽い星。そこそこの寿命があり、爆発した後、薄暗い星になります
最後に、もっと軽い小さい星。ずっとそのまま変わらないままで仙人のようです。
摩訶不思議なのは、星にも生死があるように見える、私の観念です。
しかも、生前や死後にも、個性によってそれぞれの運命があるようにも見えます。
人間も似ているのかなぁと何となく思います。
周りとの摩擦も気にせず、欲張って、何でもかんでも自分のものにしていきながら、ついには心身が欲を支えきれずに寿命を終えてしまうようなパターンは、一からやり直し。
運が悪いと、手に入れても手に入れても満足できない無間地獄のようなところへ。
欲張るわけではないけれども、無欲なわけでもなく、大切なことを成し遂げたいという気持ちを持ち続けた一生は、その後もずっと煌めき続ける。
無気力や惰性で終えた一生は、その後しばらくお休み。
無私無欲になったら、もはや生死がなくなる。
宇宙のような大きな視点に立った時、星にはどれも正しいや間違いがないように、どのような生き方にも正しいや間違いはありませんが、たまには、ケアンズの星空を見ながら思いにふけるのもいいかもしれません。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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