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ケアンズ療法のすすめ       

生活を楽しむと長生きできる?

2009年11月27日

「ケアンズ療法」は、ケアンズからのエネルギーに気づき、とにかく楽しみ、健康や幸福の実現に役立てるという、いいことずくめの療法です。

 

本当に、このようなうまい話があるのでしょうか?

 

楽しむという「こころ」の状態は、心を開けば、どのようなことに対してでも感じることができるのでしょうが、ケアンズは大きなポジティブのエネルギーを与えてくれるので、ケアンズに身を置くと、比較的簡単に楽しむことができると考えています。

  

日本では、厚生労働省の研究班が主導し、生活習慣と病気の関連を科学的に検証する、JPHCという研究が行われています。

先日、JPHC研究の中で、「生活を楽しんでいる」という意識を持っていないグループは、「生活を楽しんでいる」という意識を持つグループと比べて、12年間のうち、脳や心臓の病気により死亡するリスクが1.61倍であったという調査結果が発表されました。1)

  

このようなメカニズムは拙著でも詳しく説明させていただいていますが、自己と、他者や社会、大自然や宇宙といった、自己と自己を取り巻く大きな環境との関係にある、とてつもなく複雑な「世界」の法則であると考えています。

その一部を簡単に説明すると、生活を楽しむことにより、ストレスが減り、ストレスが減ればセルフコントロールに役立ち、過食や運動不足や睡眠不足、他者に不適切に接し人間関係を悪化させることなどの、不利益な習慣や「こころ」の持ち方を避けることができるようになることが、大きな理由のひとつかもしれません。

  

さて、私も含めて、医師や科学者は、どのような説に対してでも「可能性がある」という控えめな表現を好みます。

しかし、臨床医という実践家の立場では、健康や幸福にとって「生活を楽しむ」ことが大切なことが、科学的に絶対に確実であると断言できるようになるまで、いつになるかもわからずに指をくわえて待つのではなく、今までの多くの科学的な証拠から、「生活を楽しむ」ことが大切だということを信じ、実行しても不利益のない段階にまで来ていると考えています。

自動車の運転に例えれば、全ての自動車の構造や、運転に関係する物理の法則を知らなくても、運転の仕方さえ学べば運転できるように、健康や幸福の実現にとっても、方法さえ「世界」の法則に当っていれば、その正しい設計図までは知らなくても恩恵を受けることができるのです。

  

そして、ケアンズが与えてくれるエネルギーには、健康や幸福にとって、旅行代金と余暇を費やす代償を超える、大きな価値があると信じています。

 

参考文献 

 

1)Shirai K, Iso H, Ohira T, Ikeda A, Noda H, Honjo K, Inoue M, Tsugane S; Japan Public Health Center-Based Study Group., (2009), Perceived level of life enjoyment and risks of cardiovascular disease incidence and mortality: the Japan public health center-based study.,Circulation, 120, 956-963. 

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HARUMI(コメント) 2009/12/1 火曜日 11:06:31

  1. こんにちは 三井先生。私は以前、看護婦及び助産婦として働いていましたが、現在は代替補完療法の一環として、オーストラリア発祥のセラピーでボーエンセラピーをしてます。
    ケアンズに限らず、世界どこでも楽しい生活、充実感のある生活に加え、happyという感覚を多く感じる事で“ハッピー エンドルフィン”が放出され、その人の生活や精神的にも元気が出るのだと思います。

    私も以前は東京で忙しく仕事をしていましたが、生きづまるとケアンズに通ってきました。
    そういう点では、先生の提唱するケアンズ療法は正当なのかもしれませんね。

ymitsui(コメント) 2009/12/2 水曜日 18:47:33

  1. HARUMIさん、コメントありがとうございます。
    人間は長い時間、顧みることなしに同じ環境で生活していると、その環境が良いものであっても悪いものであっても、それが当然と考えてしまうようになるのだと思います。そのため、人によってはケアンズを訪れることが、リビングインケアンズのトップページにあるような、「あなた自身を取り戻す旅」になるのかもしれません。
    私自身、数年前にケアンズで(少し恥ずかしかったのですが)生まれてはじめてアロママッサージを受けたことが、心身ともに緊張しすぎていたことに気づき、リラクゼーションの大切さに気づくきっかけになりました。
    ケアンズで、よいリラクゼーションプログラムを受けることは、とても価値のあることだと考えています。というのも、個人的な感想ですが、東京やバンコクのような大都市のホテルで受けるのは、慌ただしい環境との差が大きくて面白いのですが、ケアンズのような穏やかな気候と自然に囲まれた場所で受けると、連続性というか調和が感じられて、より大きなリラックスを得られるように思います。
    ボーエンセラピーは、とても安全に心身のバランスを整えてくれる療法だと感じています。ぜひ、疲れてケアンズを訪れる方々を癒してあげてくださいね。

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プロフィール

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三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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