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ケアンズ療法のすすめ       

「こころ」⇔「からだ」

2009年07月05日

 

「こころ」が人間にとってもっとも大切だといわれると納得される方も多いでしょう。本能的にそのように信じることができるからです。

   

そして、科学の進歩によって、「こころ」と「からだ」には、以前考えられていたよりも、ずっと密接な関係があることがわかってきました。

   

「こころ」のコンディションが悪い時は、「からだ」に悪い影響を与え、様々な病気を引き起こします。

それだけでなく、適切な判断ができなくなることによって、健康的な生活習慣を送れなかったり、良い人間関係を築くことができないといった、二次的な悪い影響ももたらすこともあります。

これらによってさらに「こころ」のコンディションが悪くなるという悪循環が存在します。

   

一方、「こころ」のコンディションが良い時は、逆の望ましい反応が起こります。

 

「こころ」が「からだ」に影響するだけでなく、「からだ」も「こころ」に影響します。

「からだ」のコンディションが良い時は、「こころ」に良い影響を与え、「からだ」のコンディションが悪い時は、「こころ」に悪い影響を与えるのです。

  

このように「こころ」と「からだ」は密接に結びつきクロストークを行っています。

  

そのため、「こころ」と「からだ」の両方を良い状態に保っていることが大切です。

  

このような関係は、短期間では目に見えるほどの大きな変化を起こさないことが多く、注意を払っていないと存在に気がつかないものです。

  

しかし、一生という長い目で見たり、よく生きるという大きな目標を達成したいと考えたときにはとても大切なものだと感じています。

   

ケアンズは「こころ」と「からだ」を癒してくれる要素に満ち溢れています。

   

そのためケアンズを訪れると、この関係に気づき、よく生きるために大切なことを学ぼうと思うきっかけになるのではないかと考えています。

   

そして、予備知識があると、このことに気づきやすいのではないかと思っています。

   

今後、具体的なケアンズの要素について説明してゆきたいと考えていますが、もうしばらく「こころ」の予備知識について説明させていただければと思います。

   

次回は、どのような状態が「こころ」にとって良いのかを考えて行きます。

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プロフィール

ymitsuiymitsui
三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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