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クジラと泳ぐ日まで

アボリジニ居住区・ヤラバ

2009年05月25日

 

救急隊員で看護士の夫が3週間の期間限定で

ケアンズのアボリジニ居住区であるヤラバに行く事になりました。

ヤラバはケアンズ市内から車で40分ほどの場所です。

夫は長い看護士のキャリアの中でもこのヤラバに勤務していた時が

一番の思い出だといいます。

居住区には勤務する医師はなく、看護士が交代でその居住区の

医療を支えています。

したがって救急時にはケアンズベースホスピタルにヘリコプターを

要請する判断や、時には出産に立ち会うこともしばしば。

彼がヤラバに勤務していた時、救急車の中で赤ん坊を

取り上げたこともあったそうです。

急にやってきたこのプチ・単身赴任。

3週間とはいえ夫が家を空けるのはとても珍しい事です。

私はケアンズに住んでいたときのことをふと思い出しました。

町で時折見かけるアボリジニ達は何か生きる目標を

失ったような姿でベンチに座っている事が多かったのです。

けれどアボリジニである事に誇りを持って仕事をしている人を

私は知っています。

熱帯雨林の玄関口、スカイレールのカルボニカ駅には

ネヴィルというアボリジニの男性が働いていました。

乗客を誘導する彼は体全体で「楽しい!」を表現する名人でした。

私はガイドをしていた時彼の人懐っこい笑顔を見るのが

とても楽しみでした!

急にケアンズで過ごした5年間のことが

走馬灯のように思い出されました。

うっそうとした熱帯雨林の遊歩道の奥にある秘密の滝。

幻の蝶、ユリシスが目の前に現れる森。

幸福の木、ドラセナマッサンギアナの花、

いくつもの着生直物を抱えた森の大木。

夏でもひんやりとした森の濃厚な空気をたたえたあの山。

あの神秘の森がとてつもなく懐かしくなりました。

今くじらのプロジェクトを通じて私の中で

何か熱く静かに水面下で進行している不思議な何かがあります。

それはこのプロジェクトを通じてケアンズにつながること。

ケアンズに散らばった「点」を「線」に結ぶ事。

なぜこの時期に夫が急に乞われてアボリジニの居住区に呼ばれたのか。

偶然や共時性が頻繁に何かのサインを出しているような

そんな気がしています。

 

 

 

 

 

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プロフィール

kiyomikiyomi
マッカイ清美 東京都調布市出身 日本でナレーターを経てテレビレポーターに転進。 民放各局クイズ番組レポーター、スポーツキャスター、ダイビングレポーター、 ワイドショーリポーター、コンベンション・婚礼司会業、話し方教室等を主宰。 2000年にオーストラリアに本格的に移住。 2001年から2006年までの5年間ケアンズJTB及び TPOCEANIAにてツアーガイドを経験。 現在、英国人の夫とオーストラリア生まれの娘と3人でゴールドコーストに在住。 2008年、ライフコーチ、自己啓発関連のビジネスを起業し 人々が幸せで自由で豊かになるための智恵を広めるための 事業を展開中。 またかねてからスピリチュアルなヒーリングに関するテーマにも 興味が深く、人の心のブレークスルーや気づきをライフワークにしています。 オーストラリアを軸に世界中を旅をしながら自己啓発に関する執筆活動を進めています。
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