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2015年01月02日
明けましておめでとうございます。
ケアンズは夏真っ盛りでしょうが、日本は真冬です。
今回の正月は多分10年ぶりくらいになると思いますが、大晦日に仕事がなく、家族と過ごし初詣に行くことが出来ました。
そのかわり、昨夜より4日間の当直業務です。
初詣のあと当直出張に向かうのに、家族が駅まで見送ってくれたのですが、やはり寂しいです。
娘は別れたあと大粒の涙を流し、息子は寂しい・・・といっていたそうです。
家族と別れたあとに、1時間に一本のローカルな単線の車窓からみる、山間に雪のまう景色は、これからずっと家族と離れ離れで遠くに暮らすようなイメージで仰々しく感傷的でしたがそんなことはないです。
とはいえ、病気がなくなれば正月に仕事に行かずにもすみ、こういうこともなくなります。
「この世から病気をなくす!」を目標にしておりますが、昨年は少しづつ成果が現れるようになってきました。
まずは自身で成功。
自然治癒力の範囲で収まるようになってきまして、検査値もすべて正常になりました。
厳密に言えば、水も味噌も蜂蜜も米も油も食品添加物などなど大気中の物質に至るまで、身体に取り入れるものと取り巻くものすべてに薬理作用があるので、自然と人為の線引きは無理だと思いますが、自然治癒というのは最小限の人為的介入で病気を治すことだと考えています。
外来で500人くらいの患者さんを受け持っていますが、今までアルコール依存やニコチン依存があり、異常値のオンパレードだったのを、酒や煙草をやめさせ、生活習慣を改善し、薬を全部やめても正常を保つことができている患者さんが2人。
昨年は私を含めて3人で、「この世から病気をなくす!」を達成しました。苦節○年。やっと3人です。
しかしながら、生活習慣病の薬は一度飲んだら一生続けるが当たり前のようになってしまっていることから、数人の成功でも大きな成果です。それほど習慣は頑固で改善が難しいのです。
今後に期待で、他にも部分的な成果があり、改善途上にある患者さんも多くいらっしゃいます。
聖書に、悪魔は身体から離れると何日か砂漠をさまよい、さらに強力な悪魔を引きつれて戻ってくると書いてありますが、本当にそのとおりだと感じるような、一度よくなってもまた元の生活に戻ってしまう方もいらっしゃいました。
こういう視点で見ると、根性のない悪魔さんは、負荷の大きいブートキャンプのような運動を1クールもやれば大体出てってくれるのですが、なかなかブートキャンプ1クールに耐えられる身体づくりこころづくりが出来ていない患者さんが多いのです。
ビリー隊長が「身体を鍛えることはこころを鍛えることだ」といっていますが、患者さんに身体とこころをどう鍛えてもらうのか、どう伝えるのかが今後の課題です。
自身の飲酒量が激減し(翌朝だるくて運動できないと、気の循環が悪くなり不快な気分になるため、あまり飲みたくなくなった)、煙草はもともと吸いませんし、肉を食べる量も激減して(肉を食べると身体が臭うし雑念が出やすく瞑想に集中できないため)結果的に健康に悪いといわれている動物性脂肪の摂取も減りました。
少しづつ現在の方針での治療が進歩していることから、患者さんの病気を無くすには、治療者自身が成功していることも大切だろうと考えています。
治療者が健康的な生活を送れず、患者さんも自分と一緒と考え、どうせできっこないと信じ込んでいたり、まあこのくらいなら上出来だ、などと誤解していると、そういう態度は無意識に患者さんにも伝わるのだろうと思います。
患者さんも、丸々肥えて酒焼けした先生を前にしたら、色々言うけどあなたはどうなの?と感じるでしょう。
病気が無くならないのは儲けたい医者や製薬会社の私利私欲、陰謀だなんていう人もいますが、そんなに楽に無くなるもんじゃないです。
治療者は病気がなくなったら生活が出来なくなるなんてセコくて小さいことを考えていてはダメです。
こういうことを考えていると治療者自身も患者になります。
現在の日本の医療費はおよそ40兆円。
無駄はそれだけではないです。
病院に通院すれば半日くらいつぶれるので時間的なロスや移動費のムダを考えたらもっと膨れ上がります。
このエネルギーを、真とか善とか美の分野に配分できたらすばらしい世界になるだろうと思います。
そういう世界では構造も変化しているでしょうから、病気が無くなったから生活できないなんてことは、まずありえないでしょう。
500/500を達成できるように精進してゆきます。
プロフィール
- ymitsui
- 三井 康利。 1972年静岡県生まれ。 1997年北里大学医学部卒。 内科医。 現代西洋医学と補完代替医療、思想・哲学の良い点を取り入れ、ホリスティック(全人間的)な視点から医療を考察・提案。 臨床医として日常診療に役立てている。 資格:日本内科学会認定医、日本補完代替医療学会学識医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本旅行医学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。
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