日本から自由にお買い物!


ケアンズの注目キーワード

売ります・買いますなどケアンズの掲示板

エッセー

■その64「オージーに根性、忍耐は通じない?」

2007年09月05日

最近は日本のテレビドラマでも根性ものは流行らないようだ。しかし、オージー達は”根性”という言葉(一応、’ball’とか’guts’とかあるんだけど)さえ知らないのでは?と思うほど”根性””忍耐”とは縁遠い。

 

▲ガンバる子はガンバってます

 

 学校のマラソン大会では、スタートと同時に歩き出す生徒がとても多い。日本だったら、どんなに走るのが苦手でも最初はがんばるだろう。また、もし初めから歩いている生徒がいたら、先生が激を飛ばすはず。

しかしこちらの先生は何も言わない。水泳大会では、「具合が悪い」と毎年欠席する子が何人もいる。いつもは皆勤賞なのに、毎年水泳大会の日だけ病気になるのだから、明らかに仮病である。
欠席するためには、親が病欠届を書かなくてはならないので、親公認のサボリである。驚いたことに、その日の夜のイベントには元気に出席するし、親もちゃんと車で送ってくるのである。

そんなことを話していると、日本人の友人が「そうなのよ」とオージー事情を聞かせてくれた。彼女のご主人はオージーなのだが、子供の教育方針を巡って夫 婦喧嘩になることがあるという。子供が「学校に行きたくない」と訴えると、オージーのご主人は「いいよ、いいよ。無理させなくてもいいよ」と簡単に休ませ てしまう。「嫌でも、ちょっと頑張ってみたら」と言う彼女とは意見が衝突するそうだ。

また、ケガをした時に、必要以上に痛がったり泣いたりする子も多い。以前紹介したように、オージー男性は基本的に「涙を見せない」が、女の子は日本人に は考えられないほどオーバーに騒ぐ。大人も同様。出産時の叫び声は想像を超えている。

人口が少なく生存競争もあまりない世界だと、必要以上に我慢したり頑張ったりする必要がないのかもしれない。

Janie:(教師。専門学校の中国語講座が増えてうれしい悲鳴)
■コメント:"Australian teachers and parents will encourage students to do things but they won’t force them to do it. If the child really doesn’t want to do something then they don’t get made to do it. Of course it depends on the parents how much pressure they put on the child."
(オーストラリアでも,、子供達が何かをしようとした時、先生や両親はちゃんと励ますわよ。でも、強制はしないわ。子供達がしたくないことを、無理にやら せることもないでしょ。もちろん、子供に対してどのくらいプレッシャーをかけるかは、親の考え方に左右されるけどね)

 
 

Trevor:(自宅に大きなバルコニーを完成!次は庭への階段作りに挑戦)
■コメント:"I think that because Australia is so laid-back, parents don’t really pressure their kids to succeed like they might do in Japan. Of course Aussie parents want their children to do well, but they leave it up to their kids to decide what they want to do. I think most parents put the emphasis on their kids being happy and personal success rather than on pushing them to be the best of the best."
(オーストラリアは何事ものんびりしているから、日本と違って親も子供に「頑張りなさい」とは言わないんだよ。もちろん、親は子供がうまくいくことを望ん でいるのだけど、子供にはしたいようにさせておく。ほとんどの親は、子供が偉くなることよりも幸せになることを望んでいると思うよ)

 
 

Dorota:(長い休暇を取って、充電中。読書、コーラス、映画と趣味を満喫!)
■コメント:"There is a big difference in discipline between the two countries. I think that it’s important to have a balance. Of course if they are going to be upset about going then let them stay home, but it’s important to not let it happen too often. Don’t let them over indulge. I think that Japanese students are under too much stress because they study very often. Parents should be more understanding as well as being strict."
(日豪の間には、「しつけ」の方法に大きな違いがあるわね。私はバランスが大事だと思うわ。もちろん、学校に行くことがストレスになるなら休むべきだと思 うけど、そう度々休ませるのも問題ね。甘やかすのも良くないわ。日本の子供達は勉強を頑張らなくてはいけないので、ストレスが多いのよね。親は子供に厳し くするのも必要だけど、ちゃんと理解もしてあげないとね)

 

関連記事

新着エントリー

新着コメント

RSSフィード

このブログのRSS
この記事/コメントのRSS