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▲フェアゴーのオーストラリア国民になりました!
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オーストラリアの紹介文の一つに、「誰もがBBQを囲める平等な国」とあった。もちろん先住民族アボリジニに対する偏見や、母国イギリスに厳然と存在する階級制度が垣間見えることはある。
しかし、オーストラリア人は「平等でありたい」「平等であるべきだ」という気持ちが強いように感じる。
気取り屋やエラそうな人を見つけると、冗談を言ったりコキおろしたりして、なんとか殻を破ろうとする。相手がリラックスし冗談を返せるまでになったら 「してやったり」。オージー男性にとってそれは一種のチャレンジでもあると言う。
その逆も同様。自信のない人や周囲に認められてない人をみると、頑張って引き上げようとする。そして、皆が同じ舞台に立つべきだと考えているのである。
ある時子供の学校主催のBBQパーティーがあった。参加者は学校に関わっているすべての人。父兄や先生はもちろん、受付事務の人、庭師、掃除のおじさ ん、運転手まで全員が和気あいあいと楽しんだ。あらゆる年代が集まり、学校内での立場を越えて隣り合った人と楽しくおしゃべりできる、本当のフェアゴー精 神に触れた気がした。
オージーにとっては、その人がどんな人なのかが大事であって、職種や学歴で判断するのはフェアゴー精神に反する。人と知り合ったときに、初めから職業を 聞くこともないし、ましてや学歴でその人を判断することなどは絶対にない。
だからといって、自分の仕事にプライドがないわけではなく、どんな職業の人と話しても、気さくに明るい態度でその仕事の内容を丁寧に説明してくれる。
反面、必要以上に着飾ったり威張ったりする人は大嫌いだ。そういう人達に対して「ああいう人の近所や友達になりたくないネ〜」と話しているのを何度か聞いたことがある。
フェアゴー精神が生きている限り、オーストラリアは大丈夫だ、と思うのである。
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