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エッセー
グレートバリアリーフ最南端 Vol.47
2009年03月10日
グレートバリアリーフと言えばケアンズから行くノーザン(北部)セクションが有名である。
日帰りダイビングやダイブクルーズでケアンズから訪れることが出来るリーフは多くあり、ダイバーは時間と予算、経験などから行き先を決める。
僕がケアンズに来たときは日本で紹介されるグレートバリアリーフと言えばケアンズのみだったと言っても過言ではなく、限られたクルーズと日帰りボートが毎日ダイバーをリーフまで連れて行っていた。
全長2000キロにわたって広がっているグレートバリアリーフの大きさは、多くの人が知っているが、このグレートバリアリーフを全て潜ったダイバーなどは聞いたことがない。
まずは一生かけて潜っても全てをカバーするのは不可能な広さなのだが、その広大なリーフシステムの中でも、すでにダイビングサービスがあるような場所は時間をかけて全て潜りに行きたいと思っている。
今まで働いていたダイブショップはケアンズとアーリービーチだったのでノーザンセクションとセントラルセクションはある程度潜っていたのだが、なかなかチャンスができずオーストラリアに来てから初めて潜れるまでに約10年かかったポイントがサザンセクション(最南端部)のグレートバリアリーフだった。
はじめて潜りに行ったのが、2000年の4月。
どんなところなのかの情報もなく、ただ始めて潜るスポットが新鮮だったし、水面に列を作って泳ぐ何十枚というマンタに出会ったのもその初めてのトリップであった。
ボートの設備やサービスは、今のケアンズに比べると確かに劣るが、野生的なダイビングスポットはケアンズ周辺にはない雰囲気を体験できた。周りにはボートが一隻もなく、リーフを独り占めといった感じであった。
釣りもしながらだったので、食事に刺身が出てきたのがうれしかった。
ボートが出る場所はバンダバーグかもしくはそこから北にあがったところにあるタウンオブ1770かどちらかである。
日帰りボートはタウンオブ1770、クルーズ船はバンダバーグから出ており、じっくりサザンセクションを見たいのであれば絶対にクルーズがお勧めである。
現在のところ、定期的にクルーズを行っているボートは1隻しかないので選択の余地はないのだが、素晴らしいダイビングができる。
グレートバリアリーフの最南端に位置するバンカーグループと呼ばれる場所でダイビングをするのだが、写真のような無傷のサンゴ礁がずっと広がっている。
潜るダイバー数が絶対的に少ないからなのか、水温がある程度低めに保たれているからなのかそれとも外洋からの潮が入り込みやすいエリアだからなのか、明らかにこのエリアのサンゴ礁は元気である。
マンタやウミガメは当たり前といっていいほど出てくるし、冬場などはザトウクジラと水中で出会ったなんていうラッキーな話も聞く。
ケアンズからだと南へ1400キロという距離が壁になるが、これも1泊2日から2泊3日ほどのドライブだと考えれば楽しい旅行になること間違いなし。
どうしてもドライブが苦手ならばブリスベンまで飛行機で飛んで、そこから飛行機もしくはバスで北上するとバンダバーグに到着する。
バンダバーグといえばラムが有名である。
オージーが飲むラム&コークといえばここで作られているラムである。
シロクマが出てくるテレビのコマーシャルを見たことが有る人も多いとおもうが、そのシロクマが工場入り口にガラスケースの中に飾られており、工場見学に参加すると限定版のラムなんかも帰るので是非行ってほしい。
なかなか短期観光で行くには遠い場所ではあるが、ワーキングホリデーでフルーツピッキングなんかを考えているダイバーがいれば楽しめること間違いなし。
シーズン的にも真夏よりも秋口から冬場にかけて海が穏やかになってくるしマンタなんかの大物も出やすくなる。
それにしても最近このクルーズに乗っていないとふと思ったので、今年は1・2回潜りに行こうかと日程調整中。
ケアンズに住むダイバー で是非という方、一緒に行きませんか?
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