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エッセー
vol.40「ゴールドコースト」
2006年11月06日
10月はじめ、久しぶりにゴールドコーストまで車で行ってきた。そもそもの目的は仕事だったのだがゴールドコーストまでの約1700キロを1泊2日、1人で運転したのは何年ぶりだろうか。
10年ほど前まではケアンズに住みながらアーリービーチで仕事をしていたこともあって、ほぼ毎月片道約650キロほどの行程を車で往復していた。ゴールドコーストまではその約3倍、1日で走りきるには無理である。ロックハンプトンでモーテルに泊まり、翌朝早く出発、昼過ぎにはゴールドコーストに着いた。
長距離を運転するのは基本的に好きだが、途中あれば嬉しいのが日本のようなサービスエリアである。ブリスベン近郊までくるとかなり充実した施設はあるが、途中はガソリンスタンドにコンビニエンスストアだけといったところばかりである。
そんなわけで、オーストラリアの車の移動でいつも飽きてしまうのが移動中の食事。フライドポテト、チキンドラムスティック、フィッシュアンドチップスなどに限定されてしまう。これが、かなりの距離を移動するときには苦痛に変わってくる。大きな街ごとに休憩するとマクドナルドのはしごになってしまう日も多い。ソーセージアンドエッグマフィンの朝食と、クオーターパウンダーセットのランチ、ビッグマックでディナーなんて日もある。
まだ、西オーストラリアを北上することを考えれば東海岸は街もあるし、人の匂いもするので快適といえば快適なのだが、ハイウエイ沿いの食事だけ何とかならないだろうか。
15年前の1号線に比べると舗装も道幅も数段よくなってきているのは確かである。追い越し車線なんかも、一定区間ごとに整備されてきて運転も以前に比べるとしやすい。昔は、巨大なトラックが向かってくると路肩に止まるしかなかったことも多かった。巨大なトラックで思い出したが、オーストラリアではたまに家をそのままトラックに乗せて引越しをすることがある。昔ケアンズの郊外に住んでいるとき、なんか隣の家に人が集まって工事をしているなと思っていたら、次の日の朝にはそっくり家ごとなくなっていたことがある。家ごと移動したのはすぐ分かったが、どうやって狭い道を通っていったのかはわからなかった。しばらく経って、マルグレーブ通りで早朝、家が動いているのを見て初めてオーストラリアのすさまじい引越しテクニックを実際の目で見たのだが、日本ではありえない方法である。
途中、いろんなところに寄って観光やダイビングなどができれば文句ないのだが、残念ながら今回は一気にゴールドコーストまで降りなければならず、給油のための休憩ぐらいでどこにも寄らず目的地を目指した。ケアンズに比べるとさすが都会である。何度行っても圧倒されるのがサーファーズの高層マンション。上を見上げながら運転していると事故を起こしそうである。
この時期はINDYのレース前でもあり渋滞も相当なものだったが、午後2時ごろ無事サーファーズに到着、宿にチェックイン。
滞在中の仕事の合間に立ち寄ったのが写真のビーチ。朝早くから多くのサーファーが来ているのだが、その向こうにサーファーズのビルが見える。海の青さも素晴らしかったが、ビルを背景にサーフィンを眺めるのはケアンズにはない光景である。そもそも、ケアンズ周辺はサーフィンができるビーチが皆無と言っていい。北に行ったビーチのごく一部でできるところがあるらしいが波の大きさなどはサーファーズの比ではない。それにしてもサーファーズパラダイスとサーファー、見事に合体してかっこいい空間を作り出している。
ダイビングは見せるスポーツではないので、ダイバーとゴールドコーストといってもちょっと地味な印象が残ってしまうのは仕方ない。ただここの海は、サーファーだけにしておくのはもったいない。大物三昧のダイバーなら涙を流したくなるようなポイントが一杯ある。仕事の合間にダイビングができるかと器材を車に積んできたのだが、残念ながらそういった時間をとることはできなかった。
今回の出張の帰りは、ブリスベンで合流した嫁さんと2人で帰る事になったので行きに比べると楽だったが、次の出張からは間違いなく飛行機で行くことになるだろう。しばらく車での移動は控えようと思っている。
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