- 2008年02月29日
ケアンズの医療向上キャンペーン、全国TVネットでも放映
設備、人員、場所など様々な面で改善が求められているケアンズベース病院について、オーストラリア全国に放映されている朝の人気番組Sunriseのキャスター、コッシュ氏が番組で取り上げる。「ケアンズポスト紙に載っていた、救急車が連なって病院前に停まっている写真に驚いた。明日の朝のショーに厚生大臣が出演する際に、この写真を見せるつもりだ。救急車10台?これはオーストラリアであるべきシーンじゃないだろう?どうするつもりか?と直に問いかけるよ」とコメントした。Sunriseを放送しているチャンネル10では、オーストラリアの医療システムの不備をこれまでも扱って来ていた。
コッシュ氏は「新政権になって、ラッド首相は新しい病院の条例を作ろうとしている。言葉より実行が必要だ。他の産業国の病室の使用率平均85%のレベルまでオーストラリアが持って行くには、国中にあと5200台のベッド、約13億ドルが必要」と語った。私的コメント======================
オーストラリアのすごいところって、フェア精神が人々の間に浸透していること。同じ日、マリーバでも病院の改善を巡るミーティングが行われて、市民140人が集まって色々な意見が出されたそうです。問題を人ごとにしないんですよね。いつか誰かが何かしてくれると思わないで、自ら関わる一般市民が多いのは偉い。
昨日、ある中国人の友達と話していて、中国だと札束をテーブルに積むとすぐに手術してくれる、と聞きました。お金がないと後回し… それに比べるとオーストラリアはフェアだとは思うけど、まだまだなんですね。