- 2009年06月22日
ケアンズベース病院改築に暗雲
6月19日
44600万ドルが予定されていたケアンズベース病院の改築工事が、アナ・ブライ州首相率いるクイーンズランド州政府が、州が所有する資産を売却しない限り実行されない可能性があることがわかった。州予算の14億ドルの赤字を埋めるために、クイーンズランド鉄道コールフレイトビジネスの売却が考慮されており、ケアンズの労働党員にこの売却は党のポリシーに反するもの、と抗議の手紙が寄せられている。労働党は、売却をしない限り、ケアンズベース病院の改築を含めた様々な建設事業が滞り、関連業者や雇用に多大な影響が出ると示唆している。鉄道、バスユニオン・ケアンズの組合員で、15年間労働党員だったベイト氏は、病院の改築費は、ケアンズ空港の売却利益でまかなわれるものと皆、理解していた。その収益はいったいどこに消えたのか?とコメント。ただし、私営化に及んでから経営が行き詰まり、政府が買い戻した事業例は過去にもあることも理解している。と続けた。
