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2009年06月01日

ケープヨークの開発に学者を交えた議論

4月30日

クイーンズランド大学の生態学者フランクリン博士が、スティーブ・アーウィン氏が生前に購入したケープヨークの土地が、世界でも稀にみるエコシステムであることを強調。今後、この土地を鉱業目的で買収したい意向のケープ・アルミナ社と論争が避けられなさそうだ。同博士によると、地下水から湧き出る泉が川に流れ込む当地の生態系は、他のどのエコシステムにも類を見ないもので、動植物の多様性においても、生物学者の研究のメッカになりうる場所だという。「パームコカトウのような絶滅危惧種も含め、この泉の周辺には75種類の鳥類が確認されている他、は虫類も25種類が見られ、また昆虫類など感動的なまでの多様性だ。」とコメントし、ケープ・アルミナ社に陳情を提出。土地の開発反対には、俳優のラッセル・クロウ氏も連名している。同社のボス、ポール・メッセンジャー氏は、現在まで何の公害も出ておらず、泉の酸のレベルもあがっていないことから、断固として開発反対意見に対抗する構えだ。

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