- 2007年10月24日
バナナ戦争 10月24日
ケアンズの南、ラフティングで有名なタリーはバナナの一大生産地。そのバナナ農家たちは、フィリピン産バナナの輸入を阻止すべく2000万ドルをかけたキャンペーンを戦っているが、政府の結論は来年まで持ち越しになるようだ。バイオセキュリティー・オーストラリアは独自の調査で外国産バナナを輸入に対する見直しを主張する科学者のグループへの対策で、輸入作物の危険度調査レポートを来年中頃に発表する予定だからだ。 オーストラリアバナナ生産者協会は独自の科学者グループを動員して輸入バナナによる影響を調べていたとのこと。またこうした問題はフィリピン産に関してだけではないと語る。3月に公表されたバイオセキュリティーのドラフトレポートでは、フィリピン産のバナナは病原菌をもたらすだけでなく、厳重な検疫基準の整備も必要と報告している。NZで始まったフィリピンバナナの輸入では、葉屑や生きている昆虫がバナナカートンと共に輸入されていた。