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ケアンズ…スローライフ日記

ケアンズのゴミ清掃工場、こんな感じです

2009年06月15日

先日、次号のエコ特集のために、
ケアンズ市の清掃工場を取材してきました。

人口15万人くらいの田舎のここは、
日本みたいにゴミの分別が厳しくない!

(ゴミ箱はリサイクル品と
非リサイクル品の2種類だけ)

いったい集まったゴミはどうなっていくんだろう、
と不思議に思っていたのです。

市の教育課のマリーがすぐに取材のオーガナイズをしてくれ、
出かけたのがここ。
Materials Recovery Facility。

 

早速、質問。

集まったゴミはどうやって分別してるんですか? 
答は人の手
ちょっとしたショックでした(?)

300万ドルを投じて作ったと聞いていたので…。

このセンターのマネージャー、カイリはすごく気さくで
センター内を隅から隅まで案内してくれました。

ケアンズの清掃工場

後ろに写っているのは、ケアンズの生徒がリサイクル品で作った作品。

 

身長が180cm以上ある
うちのスタッフよりこんなに高い紙の山。

これぐらいの分量が週に8回くらい回収され、
大都市に売られるのだそうです。

紙を他のゴミと振り分ける機械が3年前に導入されて
「助かった〜」とのこと。  

紙の分別だけは、人力じゃないんですね。

 

ケアンズの清掃工場

 

リサイクルのゴミ箱から回収されたものは、
缶類、プラスチックと7種類に分けられて圧縮。

他都市に売られ、市の収入になるそうです。
(大都市には、リサイクル品から物を作る工場があるから)

中国がいいお客さんだと言ってました。知らなかった。

ケアンズの清掃工場

ミルクのボトル1つ取っても、こんなに色んな物ができるんですね

 

このセンターでは、一般の人も工場内のビデオモニターを
見られる部屋があり、時々小学生も訪れるとか。

日本人向けの社会科見学ツアーでも
企画しようかな、
なんて考えました。

というか逆にこのセンターの人に、
日本のゴミの分別方法を見せてあげたいですね!?

私も、せめて空きボトルなどは、すすいでから
捨てようと思いました。

手で選り分けながら
働く方々を見てしまった以上…。

 

 

次に訪れたのは、大型ゴミ捨て場。

こちらのマネージャーのイアンは、
冗談が超おもしろく、優しい方でした。

ケアンズの清掃工場

 大型のゴミがある人はここへ来てボンボン捨てると、
(スタッフが正しいゴミ捨て場を案内してくれることもあり)

スタッフの人がこれまた人力で(!)
選り分け、リサイクルできそうなものは
バイバックセンターという所へ回されます。

取材した木曜は一般公開の日だったので
市民の方々も結構買いに来てました。

正直ガラクタなんですが、日曜大工が趣味の方は
買い取って部品を取り出したりするそうです。

ケアンズの清掃工場

可愛いサイン

 ちなみに、大型ゴミは、スプレー、携帯電話みたいな
細かい分別から、自動車、冷蔵庫、といった
コーナーに分かれています。

このサインは植物捨て場。

ケアンズの清掃工場

庭のヤシの木の枯れ葉はすごいし、熱帯だから
植物はどんどん育つし…。

こういう捨て場があるととっても有り難い。

まだまだ土地があるせいか、広〜い敷地に
ゴミが山になり、自然に沈んでいくのを待つ。

で、いっぱいになったら隣の敷地に移すという

東京みたいに埋め立てにする必要がないんですね。
さすがケアンズ。

のどかさ、大らかさを感じた取材でした。

でも、誌面では、ゴミの分別とかちょっと真面目な
記事にする予定です。
(市役所の許可も必要なことだし★)

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プロフィール

Keiko MurphyKeiko Murphy
リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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