▲日本から自由にお買い物!
人気&オススメブログ
ケアンズの注目キーワード
ナチュラルな生き方がそのまま形になった、お肌にも環境にも優しいヤギのミルクの手作り石けん
2013年04月30日
上質な素材にこだわり、お肌に本当にいいモノを追求
Pure Scents Soaps 作り手・John & Cherさん
ヤギのミルク。。あまり聞き慣れないかもしれませんが、実はクレオパトラもお風呂に入れて美肌を保っていたという、古代からお墨付きの優秀なスキンケア素材です。
ケアンズから30分ちょっと山に向かって車を走らせた所にある、キュランダの森の中で穏やかな暮らしを送る、ジョンさんとシェーさんがこの石けんの生みの親。 必要なモノ以外を削ぎ落した、すっきりシンプルな暮らしから生まれる彼等の笑顔はキラキラしています。
(↑ご自宅のベランダで、ペットのTea-Ku君と。)
「人々に健康と仕事のバランスを取るプログラムのマーケティングを担当して、仕事づけの日々だったんだけど、自分がバランス取れてないじゃない!って気がついた。 そして、人のモノじゃなくって自分が作ったモノを売りたい、とも思ったの」
そうして、都会での仕事を辞め、自然が美しく静かなキュランダに移り住んだというシェーさん。
もともと美容師をしていたこともあり、美と健やかさに興味があったこと、そして自分自身が敏感肌なことから、ヤギのミルクを使った石けんを作ることになりました。
ヤギのミルクは、各種ビタミンや、牛乳の約3倍のミネラルなど栄養素を豊富に含み、カプリン酸、カプロン酸などの脂肪酸の働きで、肌のPHバランスが整い、保湿、抗菌効果も期待できると言われます。
更に、活性酸素を押さえる働きを持つタウリンが牛乳の約20倍も含まれ、紫外線など外部のダメージからお肌を守ってくれるという優れもの。
アトピーの方や、敏感肌の方も一度ヤギのミルクの石けんを使ってリピーターになった、という話はざらで、シェーさんとジョンさんの元にも、喜びの声がたくさん届けられているそう。
石けんは、何も加工していない絞りたてのヤギのミルクをベースに、コールドプレス製法された上質なオイルや精油をブレンドして作られます。
コールドプレスは、昔ながらの素朴な製法で、ゆっくり時間をかけて自然に熟成&乾燥させる製造方法です。熱を加えないので、油脂が劣化せず、油脂とアルカリの反応によって「グリセリン」という大切な保湿成分が作られるのです!
使い心地はなめらかだけれど、洗った後につっぱらないのは、このグリセリンのお陰なんですね。
(↑ ヤギのミルク石けんと謳われるものの中には、パウダーミルクを使っているところも多いのですが、こちらの石けんがクリーミーなのは、フレッシュミルクを使っているから!
お肌に近いPHバランスで、グリセリンも豊富なので、洗顔に使ってもOKだそう。(私は髪も、顔も、体もこの石けんです。つっぱり感はないですね。髪はちょっときしむので、コンディショナーを使いますが。。)
「The soaps are so luxuriously creamy and gentle and leave your skin feeling silky soft. (クリーミーで優しい贅沢な使い心地で、お肌がシルクのようにソフトになるわよ)」と、嬉しそうに話すシェーさん。
そんな彼等がバランスを何度も試し、試行錯誤してたどり着いた現在の石けんづくり。
まずは、厳選した材料を整えるところから始まります。 精油1つとっても、本当に肌に触れても良い上質なものだけ。
キャロット入り石けんなんて、わざわざオーガニックの人参を使ってるんです。
そして、お2人の環境への想いから、いくら安くて手に入り易くても、石けん作りにパームオイルは使っていません。 パームヤシの農園を作るために、どんどん熱帯雨林が破壊されていて、オラウータンなどの住処がなくなっていってるからです。 (パームヤシの油脂は、世界中でスナック菓子やマーガリン、洗剤などに使われています)
さて、そうしたこだわりの材料が揃ったらいよいよ石けんづくり。 プロセスの一部を写真でご紹介します。 下は、ゴートミルクとオイルを混ぜているところ。
商品は、精油が入った香りつきのものと、香りがついていないピュアなゴートミルクがあり、こちらの写真は、精油とマカダミアナッツオイルを混ぜているところです。
ベースに足していきます。素早く混ぜないと、カスタードのようになってしまうとのこと!
こうしてできた石けんの元を丁寧に型に流し込み。。
24時間ほど寝かせます。
型から出して、マシンで切られた石けん達。トレイで4週間ほどドライルームで乾かして、水分を飛ばします。
こんな風に、1つ1つが手作りなので、1回でできる石けんは100個ほど。しかも、1つのフレーバーが出来たら、次、という具合なので大量生産はできません。 1個1個に愛が詰まってますね♥
「もっと大きな機械を入れて、という方法もあるけど、こうやって作るからクオリティをコントロールできているの。 常に、お客様のお肌にとって良いことを追求しているから、これでハッピーよ」
(↑キャロットの石けんに使われているのは、何とオーガニックの人参。水は足していないので、ビタミンAが本当に豊富です。何ヶ月もかかって納得のいくブレンドにしあがった自慢の一品)
「上質にはこだわっても、多くの人に使ってもらえる値段にしたい」というのが彼等のポリシー。こんなに手間をかけてるのにこれでいいの?というくらいお手頃な価格も魅力的です。(パウチでは現在、1個$6.80)
今は、肌の表面のいらない汚れを吸収してくれるゼオライトというミネラル(最近は、放射能の除去にも使われている注目の物質)入りや、お肌にいいという炭入りの石けんも登場。 ジョンさんとシェーさんの本当に肌に良い石けんづくりへの追求は常に続いています!
インタビュー後記 シェーと話していると、本当に自分たちの石けんに誇りを持ってるんだなあ、といつも感じます。話し出したら止まらない、すごくチャーミングな女性で、とってもスピリチュアルな方でもあります。 そんな彼女が、パウチに来ると「ここはオアシスみたい!」と言ってくれるのが私も嬉しい♬ 先日は、お店で話していたら、シェーの石けんのリピーターのお客様が偶然にいらしたので、作り手さんとしてご紹介しました!「すごい偶然だね!」と私は驚きでしたが、「出逢うべき人は呼ぶものよ」と彼女。 でも、作り手さんと買い手さんが石けんの話で盛り上がっている姿を見られて、私もハッピーでした★
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
このコメント欄の RSS フィード コメントはまだありません »
コメントはまだありません。
コメントをどうぞ
トラックバックURI:
http://www.livingincairns.com.au/%e5%8f%a3%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/%e3%83%8a%e3%83%81%e3%83%a5%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%81%aa%e7%94%9f%e3%81%8d%e6%96%b9%e3%81%8c%e3%81%9d%e3%81%ae%e3%81%be%e3%81%be%e5%bd%a2%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%81%e3%81%8a%e8%82%8c/trackback/