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ミラクル皆既日食 in Cairns★ 2
2012年11月15日
2012年11月14日。いよいよ皆既日食当日。
↑ 月と地球の距離36万km~40万km。月と太陽の直径の比率と、地球~月/月~太陽の距離の比率がほぼ等しくなる奇跡的なバランスを迎えたときに皆既日食はおこります。
奇跡の瞬間を味わうため、海と月と太陽を求めてビーチに行ってみました。
厚い雲に覆われ、欠け始めもまったく見えず、周りも半分諦めモード。(お構いなしに、子どもや犬がたくさん波際ではしゃいでいた)
すごく暗くなってきて、一瞬雨雲かと思ったら。。 それが皆既の始まりだったのです。(時計見ろよ。。寝ぼけてました)
さーっと雲が動き、顔を出したのはダイヤモンドリング。 強い、硬質な感じの真っ白い光でした。
まるで、舞台の幕が開いたような完璧な演出。
周りのどよめき。見とれる子ども。
でも、私は恐怖心がこみ上げてきてしまった。
だって、周りが見たことのないような色だったんです。オレンジのような紫のような、乳白色のような。。普段の太陽のもとで見る色彩とはトーンが全然違う。全てに膜がかかっているみたいな?
異次元に放り出されたみたいな、何とも言えない気持ちで空を見上げたら、ブラックホールみたいな真っ黒い月だし!
「ママこわい。。」と思わず言ったら、娘は「なんで??」 息子は「ここオープンだよ」と(私の閉所恐怖症がわかっている)クールに言い放ってくれたので、何とか現実に舞い戻った感じ。
私、原始人?と少なからず自分のリアクションに驚きでした。
そんな気持ちの葛藤があったせいか、5秒くらいで終わった感じがしたけど、実際は2分間、暗黒の世界だったんですよね。。
この後、すぐ、何事もなかったかのように朝日が輝きだしました。
まだ部分食が続いていて、欠けている太陽の姿をいつまでも見ている娘。
今回、太陽、月、地球の一直線状にこのちっぽけな身を置いたことで、普段、意識することのない天体が、完璧なリズムで完璧に動いてくれていることを感じました。
潮の満ち引きも、地球の自転も、太陽がとてつもない光や熱を注いでくれていることも、もう計り知れないエネルギーで、私はその下で生かされているんだなあと。
畏れ多くて(実際、恐かったし)もう、委ねるしかないじゃん!っていう。。 宇宙の圧倒的な姿の一部を見せてもらった皆既日食体験でした。
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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