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伝える店になる
2013年05月20日
お陰様で、1周年記念イベントは楽しく終了することができました!
これまでは数百人単位のイベントに携わってきたので、思ったより人が少ない気がしてしまったのも事実。Facebookを積極的に活用したり、ビラを配ったり、ポスターを貼ったり、広告の時期を考えたり、といったことをしなかったので、努力不足かな、とちょっぴり思いました。。
でも、お店は本当~に温かい空気で満ちていました。 来てくださった方々が、つながっていっているような、笑顔あふれる空間になっていて、「あ~数じゃない。私がしたかったのは、こういうことだ」って思ったのです。
ご自分たちの商品に誇りを持っている皆さんが、お客様と直接お話して、体験していただいて、そしてお客様が喜んで。。 そういうシーンを見ているのが、本当に嬉しかったです。
後で見たら、1日の売上も過去最高でした。(ビックリ)
やっぱり、想いを伝えるって大切だな、と感じました。
★ケアンズきらきらクラブさんが当日のことをブログで素敵にご報告くださってました
正直言うと、ケアンズはハワイのようなネームバリューはないし、スローで小さな田舎町だし、地元のモノで勝負するっていうのは、ビジネス的には簡単じゃないのですね。(だから、他のお店さんは、産地は関係なく、売れ筋商品を揃えていらっしゃるのだと思います)
特に観光客の方が減ってきている今は余計に厳しい。 円安の今、来てくださっても、ティムタムを一番安く買えるとこ、どこですか~?と質問をされることもあります(笑)
スーパーで買うより高めの地元のモノを買うのは、意志ある買い物です。
今回のイベントは、そんな、「ケアンズの作り手さんを応援しよう」という意志ある方が集まってくださり、だからこそ、素敵な雰囲気に包まれたのだと思います。
私は、儲かりそう、という動機で事業を始めたことはありませんが、やっぱりこれだけ現実が厳しいと心が折れそうになります。。 「場所が良くない」とも散々言われましたし。
でも、イベントをさせていただいて、お金で買えない豊かさが確かにあるということと、私は人が支え合う素敵なライフスタイルをお店を通して提唱したいんだと改めて思いました。
先日アマゾンで購入した中に、ナガオカケンメイさんの本があったのですが、私がこの片田舎で考えていたこととソックリな部分がたくさんあって、ビックリしたと同時にものすごく嬉しくなりました。
(日本全体で活動していらっしゃり、規模が全く違いますけれども)
「僕たちのお店は、売り場を休んで工場を取材したり、
お客さんと一緒になって定休日の売り場にゲストを招いて勉強会もします。
営業時間中に行うことすらあり、そのときは現金収入の機会が減りますが、
それを上回る人が集まってくるのです。
景気が低迷すればするほど、人はものを買わなくなります。
そして、人がものをほしがるときの質が変わってきます。
つまりみんな「ちゃんと」買いたいのです。
そして、買い物の中に学びを求め、店員やつくり手、お客同士の交流をも求め始めるのです。
それは、今どきの言葉に置き換えると「コミュニティー」といえるでしょう。 (中略)
商売の現場で、「コミュニティー」を取り入れていては、商品はいつまでたっても売れず、
接客には時間と手間がかかって手離れがよくありません。
しかし、僕らが取り扱っているような商品は、
しっかりと対話をして 手に入れたいとお客から思われています。
つまり、本当によい生活品をほしいと思うお客からは
「コミュニティー」の要素が強く求められている時代なのです。
今後は、集会所のようなお店が生まれ、売り場はコミュニティースペースとなり、
結果として商売を可能にしていくでしょう。
取り扱うものや人の関心がより「本物」になっていくとき、
売り場の「コミュニティー」化は、さらに加速していくことでしょう。」
(↑本業はグラフィックデザイナーなので、サイトもかなりカッコいいです)
ナガオカ氏は、更に、会社で手掛けているD&Dという店の商品とは「つくり手の思いを伝えること」そのもの、と定義しています。
私もスローペースで、作り手さんインタビューなどを進めたり、POPを工夫したりしながらも、何のためにやってんだか。。とたまに思ったりしてたのですけど、勇気づけられました。
今回のイベントといい、そう、私勇気づけられてます! もうちょっと踏ん張ってみようと。。
来てくださった皆様、ブースを出してくださった啓さん、Akikoさん、Yukoさん、そして撮影してくださったMimiさん、レジを手伝ってくださったKaoriさん、美しい花束たちをくださった方々、美味しい差し入れをしてくださったケアンズきらきらクラブさん、ウェブでも告知してくださったリビングインケアンズ、スタッフの皆さん。。作り手の皆さん、本当に有り難うございました。 この場を借りてお礼申し上げます。
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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