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小さな命を守る
2012年02月22日
先日、犬の散歩をしていたら鳥の巣らしきものが道に落ちていました。
何の気なしに通り過ぎようとしたら、
娘が、親指の大きさくらいしかない 小さな小さなヒナを発見。
犬を取り押さえ、持ち帰ることに。
(私は恐くて触れない。でも生きているとわかったら放っておくこともできず。。)
とりあえず、箱に布を敷いていれたのですが、この後どうすんの?
バードウォッチングのプロ、太田さんに速攻電話。
このところ、急に大雨になったり突風が吹いたので、
吹き飛ばされた巣が多数あるとか。
羽もはえ揃わないヒナは、食べ物も特殊なので
プロに任せた方が良いとのことで、
教えてもらったワイルドライフレスキューに連絡しました。(夜の7時!)
こちらの団体は、ボランティアの方が24時間態勢で
傷ついた動物たちのケアをしているのです。
自宅から近いジャネットさんという方が、
「すぐ連れて来て」 と言ってくださり一安心。
パジャマ姿の娘とすぐに出かけました。
ヒナを見たジャネットさんは、フィンチかもしれない。とのこと。
「このくらいの大きさの巣だった?」と聞かれ、「まさに」。
「普通、ヒナが5〜6羽かえるのよ。
もしまだ巣が落ちていたら 持ってきてくれる?」
車で戻り、懐中電灯を持って、巣を覗き込むと、娘がヒナ発見。
やっぱりいたんですね。。 すぐさま巣を渡しに戻りました。(夜の8時)
私たちときたら、恐くて手袋までしてたというのに、
彼女は 素手ですぐ巣をチェック。4羽を取り出しました。
「ありがとう!よかったわ。今晩放っておいたら、
この子たちは 死んでしまうところだった。本当に良かった」
本当に温かい笑顔でした。
あの年のヒナは、1時間おきくらいにエサを与えないと いけないそう。
私の1本の電話で、彼女は寝ずに面倒をみたのだと思います。
動物が好き、というのは簡単だけど、
心からの笑顔で、しかも無報酬で
ケアをする人たちが 集まる団体があるオーストラリアを
本当に尊敬します。
今度、どれだけ育ったかお邪魔しようと思っています。
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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