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日本の文化に触れられる場所がケアンズにできそうです
2013年01月26日
おととい、とても素晴らしい出来事が♥
ケアンズに別荘をお持ちの大澤さまご夫妻とお会いして、邸宅の離れにあるお茶室やパーティーエリアを、今後「ケアンズで日本文化を伝えるために使っても良い」というお話をいただいたのです!!
東京杉並区 長善寺の住職でおられる大澤寛堂さん。
このお宅は、17年前に、純粋にジャパニーズ・カルチャーセンターというビジョンで造られたもので、地元の方々と交流できるようにと、大きな鉄板焼きルームまで備えた素晴らしい場所です。
実は、私も地鎮祭に参加させていただいたのですが、当時のトム・パイン市長や、町の名士がたくさん来ていて、地元の方の祝福度の高さを感じました。
私費でこれだけの設備を作ってしまう器の大きさもスゴい! ただ、当時は、畳や石像を日本から持ち込むのも、本当に苦労されたそうです。
オーストラリアの建築物には玄関がない、から始まって、日本庭園も写真を見せないと伝わらないし、と建設が終わるまで、日本との違いをつくづく味わった、と。
オープニングパーティーで、ご夫人がお点前をされた時は、「何故1杯のお茶をいれるのに、そんなに時間をかけるのか」など、日本人が聞いたら驚くような質問もあったそうです。(笑)
それにしても、大澤夫人の着物姿のお美しさ!驚いたオージーもたくさんいたことでしょう。 (品格のある美しさってこういうことなんだ、って私も感動しました)
地元の方に着付けをしてあげたり(浴衣は、ずいぶんおみやげとして持っていってもらったそうです。。)、お仏像の前で書を一緒に書いたり。。お写真を見るだけで、どれだけ心づくしのおもてなしを地元の方にしてこられたかを、しみじみ感じたのでした。
常に相手のことを思いやる。和を尊ぶ。人様とのつながりを大切にする……素晴らしい和の精神がご夫妻のお話のあちこちに息づいていて、改めて、日本の精神は素敵だなあと思いました。 (オージーも優しいけど、ちょっと違うんです。。)
「向上心があれば、道は常に開いてゆく」という言葉も、私には響いた。
お茶室は、まずは、ケアンズ茶道クラブのお稽古に使わせていただくことになります。
日本人が持つ美しいスピリットを再発見し、味わう場として、またオーストラリアの方には新発見していただく場として、深みのある活動がしてゆけたらいいですね。
このご縁に感謝します!
P.S. 今回のお話をつなげて下さったのは、大澤さんの息子さん。リビングインケアンズを愛読して下さっていたご縁で、オフィスやパウチに寄ってくださっていたのです。
茶道同好会がクラブになったのも、部員の英美さんが日本文化を伝える活動を積極的に行いたいとNPOを立ち上げたのも、全てこの半年くらいに起きたこと。 私が大澤さんとお会いしたのも昨夏。。
だから、今、この時期にこういうお話に発展したのは、不思議でありがたいなあ、とつくづく思います。
(↑ 茶道部で選んでケアンズの特産品を詰め合わせてみました。気に入っていただけるといいのですが)
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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