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1本の道
2013年02月21日
税金の申告、商品の仕入、原稿の締切、翻訳とデザインの仕事の締切。。と頭の中がグルグルしております。更に中国人、韓国人のお客様から日本語以外の言葉で話しかけられ、(私は何人にも見えるらしい)よけいにグルグルなマーフィーです。
皆さんお元気ですか?
さて、今週も素敵な方々がお店にお越しくださいました。
ケアンズで日本文化を伝えるために、素晴らしい別荘を開放してくださっている東京の大澤さんご夫妻。 突然のご来店、とても嬉しいサプライズでした!
色々なお話を伺いました。
住職でおられるご主人、寛堂氏は、昔から海外に憧れを抱いていて、チャンスをうかがっては日本を飛び出したこと。
けれどもご家庭の都合で、思う存分には自分の夢に向かって行動できなかったこと。 (関東大震災でお父様を亡くされ、そのお父様が遺された言葉の1つが、井の中の蛙にならないように、だったそうです)
時は流れ、状況が落ち着いたときに、たまたまやってきたケアンズで、時間があって人や土地に出逢い、当時の市長から声がかかり、日本文化を伝える場を創る流れになったこと。
1本の道が私の中で見えました。
そして、前回お会いしたときに、おっしゃっていた「人間は向上心があれば道が開けてゆく」という言葉が一層の重みを持ったのでした。
私の母方は、両親とも代々奄美大島の血。
祖母たちが新天地を求めて内地(日本)に出て来たときは、パスポートを持った長い長い船旅だったと言います。 生まれた時代や環境が違うと、生まれ故郷を出ること1つとっても、本当に意味合いが違ってくるのですね。 ましてや海外に出るとなると。。。
でも人間は、潜在的な願い=持って生まれた人生のテーマといったものが、磁石のように事柄を引きつけてゆくのだと思います。
(↑2011年、母と一緒に初奄美)
(↑祖母が、よく機織りの話をしていたので、私も大島紬に挑戦してみました)
私は、小学生の時に、国際児童年というエキスポに親が連れて行ってくれ、世界の子ども達の映像を見た「自分の知らない世界がある!」という驚きと感動が、「もっと外を見たい」という動機になりました。
以降、大学でも英語サークルに入って、鎌倉で外人さんをガイドさせていただいて(駅前でナンパするのですが、英語の勉強をしたいので無料で街案内させてください、というとほぼ100%OK でしたよ)、様々な国の人に出逢い、地図帳を買って、その方々の出身地に◯をつけてゆきました。
私の人生のテーマの1つには「異文化」があり、「文化は異なれど人は分かり合える」ことを確認したい、ということがあるようです。
そして、20年以上オーストラリアで暮らした今は、日本の復興のために、小さなことでも行動したい、と願う自分がいます。
外へ外へと向いていた気持ちが、今は生まれ育った地に向かっていて不思議。
自分に用意された道は、まだ残念ながら見えていませんが。。
大澤さんご夫妻とのお話は、大和撫子論からオージーの気質まで様々に飛びましたが、真の日本人としての精神性を大切にしておられるお2人が、ここケアンズで場を開いてくださったことは、本当に貴重で有り難いことだと思います。
また次回お会いできるのを楽しみにしています★
ケアンズ茶道クラブの部員さんも、初の畳でのお稽古の様子をブログやFacebookにアップされてました。
http://ameblo.jp/feelingcairns/entry-11473085245.html
https://www.facebook.com/TeaCeremonyCairns?fref=ts
そう、日本文化と言えば。。 先日Makiさんが、ローズ色の帽子、シンプルなリゾート風のお洋服がいかにも都会的で洗練されたお母様と一緒にいらっしゃいました。
笑顔がまたとびきり素敵でいらして、Makiさんのスマイルはお母様譲りなのかな??と。。
そして、こんなに可愛らしい手作りのおひな様をプレゼントしてくださいました~!
日本から材料を持ってきて、たくさん作り、ケアンズの皆さんにお渡ししているのだそうです。 お心遣いが素晴らしいですよね。
私なんて、ひな祭りのこともすっかり忘れていて、反省しました。
心温まる皆さんのお心遣いや、お客様との会話が、超~慌ただしい今週を乗り切る力の元になりそうです
(最後に奄美大島の美しい夕陽を。。)
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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