「なぜケアンズに来たの?」
多くの人が、私に投げかけてきた質問。
なぜって・・・はっきり言ってオーストラリアに来た理由もはっきり
していなかったので、答えに困った。。。
なんとなく海外で生活したくて(実はドイツに住みたかった)
だから、とりあえずここへ。
なぜ??
本当に答えに困った。。。
ケアンズに来る前に、日本でやっていた仕事を辞め、
14日間一人でドイツ旅行に行ってきた。
その時「ここ(ドイツ)に住みたい!!!」と思いワーホリ(ドイツ)への決心が!
しかし、私は日本語しか喋れない。。。
じゃあまず英語圏で英語をマスターし、ベラベラになってから・・・。
むちゃな考えも妄想の中ではおかまいなし(笑)
いつもの妄想癖がどんどん膨らみ、
そして決断の早すぎる性格が後押しして、
ケアンズへ来ることになったのです。
ケアンズと決めたのも、
「ジェットスター2万円って書いてあるで」の父の一言から。
そしてケアンズへ・・・
我ながらなんとテキトーなんだろうと思ったのですが、、
決めたからには、トコトン楽しもう!!と。
しかしまったく無計画だったのでケアンズに着いてから
ガイドブックで行き先を決めると言う形になりました。
飛行機の中であらかじめ選んでおいたホステルにとりあえず泊まり、
そこで、これからの事を考えようと。
でも、この後に私は、
今後のオーストラリア生活に大切な人物に出会うことになります。
彼女達は、私に多くの事を教えてくれました。
そのうちの一人はホステルで出会ったのではなく
ホステルで出会った韓国人の友達に連れて行ってもらった、教会で出会いました。
彼女は私よりお姉さんなのに、さん付けで呼ぶと怒るので
会ったその日から呼びすてでした。
彼女は、オーストラリアで出会った初めての日本人の友達でした。
どんな時でも明るくて、いつでも話を聞いてくれる
私のオーストラリアのお姉さんみたいな存在。
色んな事に挑戦している姿はとてもカッコイイよ☆
私もこんな人になりたい!!
私はいつも、そう思っていました。
そして2番目にできた、韓国人の友達は、
私のケアンズ生活になくてはならない存在でした。
私のオーストラリア生活は、
彼女たちのお陰で楽しくスタートできたと言っても間違いありません。
彼女は空港からのバスもいっしょで、
着いたその日からずっといっしょに行動し、(彼女は日本語が話せます。)
買い物もシェアハウスもいっしょに探して、いっしょに住んでいました。
韓国の人と暮らすようになって色々な癖?も見つけました。
まず 驚いたもが道路を渡るときです。
皆さん(日本人)は、なんのためらいもなく
右を見てから車が来ていないことを確認して渡りますよね?
でも韓国ではハンタイなので二人とも逆を見て渡ろうとするんです!!
何度”危ない”って叫んだか分からりません。
それに、韓国の女の子は自転車に乗れない人がとっても多いということ。
日本人は小さい頃に練習する事が多いので、
大人になってから練習する人は少ないから、
私としては補助輪なしから練習するのはすごく怖いと思うのですが、
みんな大胆に乗ったら乗れる!くらいの勢いで練習するのにはビックリ!しました。
ビックリのなかに尊敬もありました。
でもこんなテキトな始まり方でも、
多くの人に出会い、心から話の出来る友人を見つけ、よい仕事にも就けました。
「いつ花ちゃん今どこ?お茶しようよ」
「いっしょにご飯食べに行く?」
「買い物お願いしてのいい?」
普通に聞こえる言葉の一つ一つが、
私にとって良い思い出にそして忘れられない言葉になりました。
そして仕事・・・。
まず仕事をするには履歴書が必要なので、
学校にスタッフに手伝ってもらって作成しました。
ここでも驚きの連続でした。
私の感覚は感覚?いや今までの感じでは、履歴書はあくまでも自分の履歴であって
自分をアピールするものと言う感覚ではありませんでした。
しかしオーストラリアの履歴書は自分の履歴イコール自分のできることみたいな・・・。
少しでもやったことのある事は「できます!」になる。
これにはびっくりしたけれど、でも、なるほど!って思いました。
私は英語が喋れないし・・・と自信なくいくよりか、
ちょっとでも”できること”は”できる事”って自信を持った方が
色々な可能性が出てくるなんて、いい考え方だな、と思いました。
それでやってみてできない事はあきらめがつく!
よし自分をほめまくってみようと思って最高の履歴書を作りました。
そして またビックリするような方法で仕事探しをしました。
働いてみたいところに履歴書を撒き散らしました。(笑)
日本だと求人が出ているところにしか電話もしたことがなかったので、
とても新鮮でした。
そして、とても良い仕事をゲットすることができました。
お店の名前はジャックです。
巻き寿司とお惣菜のお店です。
日本人の奥さんとスイス人のご主人というご夫婦の経営するお店でした。
私の入った時はご主人はスイスに帰っておられたので、
奥さんのまりさんと二人で働いていました。
まりさんはおやじギャグの大好きなとても楽しい人です。
でも楽しいだけでじゃなく、とても尊敬できる人です。
私もこんな人になりたいなぁって思うようなすてきな女性です。
ジャックはとてもかわいくて優しい人です。
ジャックがスイスから帰ってきてからは、ほぼ毎日二人でした。
私は英語が苦手だったのでまりさんがいないと・・・と思って少し不安にもなったけど、
なんのなんのジャックは私もツタナイ英語の一生懸命聞いてくれ、
”この人は英語が喋れないから話かけない方がいい”ではなく、
私に解るようゆっくりと色んな話をしてくれました。
本当に嬉しかったです。
誕生日にもらった、まりさんからのメッセージ”やりたいことはやる”っていう言葉は、
シンプルなようで、私には一番できない事かもしれないと思いました。
でもそうでありたい。
できると思ったらできるのかも!って今は思えるようになりました。
一人で店番をして、多くの人々(ほぼ地元も方)とも知り合え、常連さんもできました。
やってみないとできるかできないかはわからん!
ほんとに、とてもよい経験になりました!
ジャックで働けてよかった!
「なんでもチャレンジ!」
「いつ花ちゃんが来てくれて本当によかった!」
「いつ花ちゃんでよかった!」
泣きそうなくらい嬉しい言葉をもらいました。
私は今、日本に帰ってきて桜を見たり、
母の料理を食べたり、家族と話したりと
以前の生活に戻りました。
やはり、日本は私にすごく合っていて、住みいいですが、
オーストラリアで過ごした6ヶ月間は、
私の28年の人生の中で最高の夏でした。
みんな本当に ほんとーにありがとう!!!
そしてこれからもよろしくね(●^o^●)
いつ花
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