ビジネスビザ:<<重要>>マーケットレートが導入。
9月14日から、現行のMinimum Salary Level(MSL)が廃止となり、新たにマーケットレート制度が導入されました。マーケットレート制度とは、スポンサー会社がビジネスビザ保持者に対し、オーストラリア市民・永住権保持者と同等の額の給与を支払っているか、また、ビジネスビザ保持者に対する給与が妥当なものであるのか、という審査です。スポンサー会社のマーケットレート(=同じポジションにオーストラリア人を雇用した場合に支払われる給与)が、$45,220以上でなかった場合、スポンサー申請は却下されてしまいます。 例えば、IT会社Aが外国人ITスペシャリストBのビジネスビザをスポンサーする場合、会社A内の同じポジションで雇われているITスペシャリストCの年収が会社Aのマーケットレートとなります。
更に、今まで地方指定区域のビジネスビザ保持者は、地方特権で低年収額(MSL)が都市部よりも低く設定されておりましたが、今回の変更から都市部と一律となります。
現時点でビジネスビザを保持している場合、今回の新基準は2010年1月1日からの適用となります。 2010年1月以降も、ビジネスビザ保持者は、現在のビザ有効期限までは、TSMIT以上の年収を維持する限り、引き続きオーストラリアで就労することができます。ただし、その後のビザ更新はスポンサー会社のマーケットレートよっては困難となります。特に、美容師・調理師のビジネスビザ更新が困難になりそうです。 |