- 2007年05月16日
ジャンクフードの広告禁止? 5月16日
ある調査によると、圧倒的多数のオーストラリア人の親達は、子供達に人気のある時間帯のテレビ番組では“ジャンクフード”の広告を放映禁止にすべきと考えていることが分かった。しかし連邦政府は広告禁止が子供達の肥満傾向を止めることにはならないと考え、その実施をためらっている。
14歳以下の子供を持つ400人の親にランダムでアンケートを行った、QLD保健省の調査では、86%の親が子供がテレビを見る時間帯におけるジャンクフードの広告を完全になくしたいと考えており、89%の親は政府が法的に禁止すべきであると考えている。NSWがん研究所のチャップマン氏曰く、「こういった広告は子供達がもっとジャンクフードを食べたくなるように巧妙に作られており、効果を上げている。」さらに約3/4の親達はジャンクフード会社がおもちゃやその他のオマケで子供達を釣っていることを憂慮している。さらに2/3の親達は学校の寄付金集めに不健康な食べ物を売ることをやめており、またジャンクフード会社が子供のスポーツイベントのスポンサーになることに反対している。
子供を健康に育てるのは親の責任であり、法規制によってなされるものではない。ジャンクフードの広告を規制しても肥満防止の解決にはならず、子供達が食べ物に関して間違った案内を受け取らないようにする、一つの方法でしかない。として政府は広告規制に反対している。しかしオーストラリア医師会は広告規制で効果が上がるのは周知の事実としている。