- 2007年06月09日
苦難の道 6月9日
キュランダへ続くつづら折りの道、12.7kmのキュランダ・レンジ・ロードの改修工事の許可は州政府によって否認されるかもしれない。州環境大臣の発表によると、連邦政府は改修工事を許可したものの、3ページにおよぶ、非常に厳しい環境保護に対する条件も付けてきた。道路交通省の広報は、これだけの条件がつくといつ工事を始められるか見当もつかない、また詳細設計が完了しない限りはっきりした工事費が分からない、とコメント。ケアンズとマリーバの両市長は、長い間待ち続けた承認が条件付きであったことに失望を隠せない。「まずは片側2車線あれば充分なのだが… それ以外は20〜30年後にまた改善すればいい。」条件には野生動物達が安全に道を渡れるように、5ヵ所に特別な橋を渡すこと、さらに150ヘクタールの緑地帯を絶滅の危機にある鳥、カソワリのために残すことも含まれている。当初の改修計画でも現状よりは環境にも動物にも良いのだが。