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ケアンズ…スローライフ日記

ヨットで世界一周

2010年09月17日

ヨットで2年間かけて世界一周中、現在ケアンズに停泊中の前田さん親子にお会いしました。

快晴!気持ちの良いケアンズのマリーナ(埠頭)から、ゴムボートでヨットへ。

八重山号。6万キロ以上を旅しているヨットです。
思ったより小さいので少しビックリ。

船上で、昨夜飛行機でケアンズに着かれたという奥様も
迎えてくださいました。

 

お父さんの博さんと、4男の佑樹さんが航海中で、
奥様は何と1年ぶりの再会だそう!

 

世界一周は、長いこと温めてきた博さんの夢。

最初この夢を聞いた時は、まだお子さんが小さく、洋上での色々な問題や責任を考えて、奥様が「行くなら1人で。」と言い、
「1人だったら寂しいから行かない」
ということになったそうです。

「彼の夢をストップさせてしまったことが心に残っていました。
2度目は、不安な気持ちなどを全て封印して、行ってらっしゃい、と言ったんです。」

 

4人のお子さんを育てながら、ご主人をサポートする奥さん、素敵だな〜と思いました。
きっと海のように広い心で見守ってるんでしょうね。。。

今の時代「こっちが家のことで大変なのに、自分ばかり好きなことして!」なんて思う女性の方が多そうじゃないですか?

「自分はゆったりしてたいタイプなんですけどね(笑)」と謙虚。。

 

 

 

 

北海道育ちながら海への憧れが強くて、大学もヨット部。4年間海三昧で、ヨットレースでは日本代表に選ばれるほどだったという前田さん。

 

 

天体などで方角を見ていた昔と違って、今の航海はそれほどの危険はない、とおっしゃいますがやっぱりすごい冒険。
2年間かけて海を渡るなんて、私には想像できない。。

電子海図があり、天気図も取り寄せられるので、自然より海賊や大きな船との折衝の方が危険なのだとか。

 

出発前に、村の学生さん達がしてくれたという寄せ書きもありました。
「絶対帰って来て下さい」というメッセージも。 

 

お兄さん達は、お父さんの影響でヨットやレースを今でも続ける中(お1人はオリンピック候補!)、一番海に縁のなかった4男の佑樹さん。

 

初の海外がヨットでの世界一周になったのです!

外から日本を見るうちに、日本の良さに気づいたそうで、
帰国後は、日本をもっと旅して日本をもっと理解したい。自国に対するプライドが育った、と語ってくれました。

そういう若者が増えていったら、日本のためになるだけでなく、優秀な日本という国が地球に対してもっと貢献できる気がしました。

あと、父親の生き様に憧れると素直に言える関係っていいですね〜。今の日本では珍しいかも。

 

 

 

 

つい先日も、地元の学校とスカイプでつなぎ、公開授業をしたお2人。教育委員会の人も視察に来ていて、生徒さんからの反応はとても大きかったそうです。

地元新聞のウェブ版にも記事が。

ただの遊びや自己満足でなくて、この体験が少しでも周りのお役に立てたら嬉しいですね、と奥様。

前田さんは、帰国後、時間はあるけど何をしたらいいかわからないという若者、シニアを対象に、自然の中での体験の場を提供する海学校を作る、という夢を持っていらっしゃいます。

 

 

エネルギッシュさ、自然の中で生きる力強さ、さわやかな笑顔。
すべてが一級。
責任を取りながら夢を追いかける前田さんの生き方は、これからきっと多くの方に影響を与えていくと思います。

 

詳しいお話は次号に掲載予定です。

海から見るケアンズの町はとてもキレイで、狭いオフィスでチョコチョコやっている自分が本当に小さく思えて、ちょっと動くだけで、見える世界はこんなに変わっちゃうんだな〜ということ、

あと、数時間ですごい日焼けしていたのに驚きました。。

でもお会いして元気をいただきました。ありがとうございました!

 

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プロフィール

Keiko MurphyKeiko Murphy
リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
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