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実はスゴい大切。。干潟
2011年03月03日
3月20日(日)に、野鳥観測イベントを行います。
リビングインケアンズにフィールドノートという記事を書いて下さっている太田さんとの共同企画。
雑談から生まれた話ではありますが、先日、下見に連れて行っていただき、目が開いた感じです。
今回のハイライトは、渡り鳥。
今までまったく気がつかなかったのですが、一緒にエスプラネードに出かけてみるといるいる!旅立ち前の準備をしている鳥たちが。。
(太田さんのウェブサイトより転載させていただきました)
この子たちは、これからシベリアの方へ向けて出発するそうです。
時速80km以上で何週間も飛びっぱなし。しかもその距離1万km以上。
途中で命を落とす鳥も多いとのことで、越冬のために再び北半球から戻って来ている
エスプラネードの渡り鳥たちは、実はものすごい旅を乗り越えたコたちなんですね。
渡り鳥の神秘、驚きの生態についてはイベント当日、スライドを使ってじっくりお話してくれる予定です。
中でも印象に残ったのは、渡り鳥は一国に留まらないから、どこかの国の環境が荒れると生態系に影響してしまうということ。
エスプラネードの干潟は、そんな渡り鳥が長く滞在するので、特に重要な土地なのだそう。
ここの自然を守ることは、とっても重大な責任を伴うことなんです!
(太田さんのウェブサイトより転載させていただきました)
知らなかったのだけど、エスプラネードの干潟は、ナチュラリストの間では世界的に有名なんだとか。
オーストラリアの東海岸でこの規模の干潟は全部で2カ所しかないらしく、人間にも深く関わるエコシステムがここに息づいているのです。
そんな貴重な場所がシティのど真ん中にあるケアンズって、やっぱり特別?と思わざるを得ないですね。。
渡り鳥については、ヒナが生まれたらオスが面倒を見る種がいたり(自分みたいだ)、「そろそろ旅立とうか」と誘い合ったり、オレは行かない、というのがいても自由にさせてたり(羨ましい)、と何となく親近感を感じます。
それにしても、あの小さな体でなぜ命を張ってまで渡りをするのか。
人間から見たらさっぱり理解不可能ですが、ふと思ったんですよ。
渡り鳥から見たら、人間の色んな行動も理解不可能なんじゃないか、と。。
「何で必要以上のモノを捕るんだ?」「何で他の人と同じことしないといけないんだ?」「何で痩せたいっていいながらたくさん食べるんだ?(笑)」
…それはもう、たくさん挙るんじゃないでしょうか。
(太田さんのウェブサイトより転載させていただきました)
エスプラネードで観察中、太田さんが、「同じシギでもくちばしの長さが微妙に違っていて、掘る泥の深さが違うから、エサの捕り争いがないんですよ」と教えてくれました。
やっぱり大自然というのは、理屈なしに生かし合っているのですね。
双眼鏡をお借りして、一緒に歩いて、今まで見えなかったモノがたくさん見えました。
このイベントに興味のある方、太田さんの方まで直接予約してください★
(本当は、なるべく多くの方に参加していただきたいから予約制にしたくない、とおっしゃったんですが、うちのオフィスで座学をする関係上、人数を把握したいのです。何しろ狭いもので。。参加費は10ドルです。お子さんは無料)
エスプラネードの干潟の大切さを1人でも多くの方に知っていただきたいと願っています。
プロフィール
- Keiko Murphy
- リビング・イン・ケアンズ発行人。2児の母。 横浜国立大学教育学部卒。在学中インドへ行ってしまったがために(?)バブル期の就職活動に大きな疑問を持ってしまう。卒業後、就職もせずにワーキングホリデーで渡豪。当時の目的は、アボリジニの壁画を見ること。 後、帰国してDTPの仕事に就く。結婚を機に再びケアンズに帰ってきたのが1993年。日本語でケアンズ情報が読めたらいいのに…と、深く考えずに1995年3月にリビングインケアンズを立ち上げ、2011年よりフリー 牡羊座・O型
へぇ~、干満の差が大きいなぁ~とは思っていましたけど^_^; そうなんですね。
住んでいると、日常のコトになかなか目がいかない…ってかんじなのでしょうか。